• コラム
2025.06.30
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編集室だより/2025年6月末

今月もrobot digest(ロボットダイジェスト)をお読みいただきありがとうございました。「編集室だより」では、取材を担当する編集部の記者たちの近況をお届けします。毎月最終営業日に、身の回りで起きたことや感じたこと、時には取材のこぼれ話なども掲載しています。ご笑覧ください。

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桑崎厚史(くわさき・あつし)

 これまで愛用してきた1人暮らし用の洗濯機に別れを告げ、ついにドラム式洗濯乾燥機を購入した。従来は浴室乾燥を使っており、記者が干す作業を担当していた。今後は一部の衣類を除き、浴室に洗濯物を干す必要がない。以前、同僚が小欄に「私は干す方が好き」と書いていたが、記者は逆で「ようやく干す作業から解放された」と喜んでいる。しかし、ドラム式洗濯乾燥機は場所を取るため、ただでさえ狭い洗面所がさらに狭くなったのが難点だ。

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曽根勇也(そね・ゆうや)

 今年から自宅で二価鉄液を作ってプランターに散布している。二価鉄は植物が吸収可能な状態の鉄で、植物活力液にも含まれる成分だ。タンニンやクエン酸と鉄を反応させれば生成できる。どれだけ効果が出るかは分からないが、いろいろと実験するのは面白い。過去にシロアリ対策用に高濃度ホウ素液などはよく作っていたが、園芸用資材はあまり自作してこなかった。これからは園芸用資材もいろいろと自作してみたい。 

(最近の担当記事)

山中寛貴(やまなか・ひろき)

 最近バナナにハマっている。手軽に食べられて栄養価も高く、朝食や間食にちょうど良い。特に忙しい朝には、皮をむくだけでエネルギー補給ができるのがうれしい。冷凍してスムージーにしたり、パンケーキに練り込んだり、焼いて砂糖をふりかけてデザートにしたりと、アレンジの幅も広い。スーパーでバナナを見つけると自然と笑顔になる。バナナは今では自分の食生活に欠かせない存在だ。

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向井唯(むかい・ゆい)

 記事の英訳で悩むのが「取り組む」だ。取材対象者も企業も、何かしらの課題に取り組んでいる。「work」「tackle」「address」「undertake」「deal with」「adopt」――訳語は多いが微妙に異なる。機械翻訳の使い分けの精度はまだ低いと感じるし、海外メディアの文脈に応じた言い回しは美しい。人工知能(AI)が賢くなる中で、自分の地味な努力に需要があるのかと考えると定期的に辛くなる(まさに今ここ)が、それでも丁寧に取り組んでいきたい。 

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水野敦志(みずの・あつし)

 去年から、ひそかに応援していた漫才師の解散が相次ぐ。テレビではたまに見かけるくらいだが、劇場ではかなりの人気を誇るコンビの解散もあり、ショックが絶えない。解散して再出発となるならまだ良いが、芸能活動から離れてしまう人も複数いる。幸いにも漫才の動画などは残ることが多いため、その姿を全く見られなくなるわけではない。とはいえ、純粋に笑って楽しんでいたそれらの動画を、今後は別の感情も抱きながら見ることになるのだろう。

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西塚将喜(にしづか・まさのぶ)

 東京都内の電車内の動画モニターで、「これ、なんだ?」というクイズが放映されていた。ある物のズーム画像から徐々に画角が広くなり、全景が映って正解がわかる仕組みだ。その日は、まず画面いっぱいに青緑色。引きの画となって全景に達したが、全く分からず。答えは「ドラゴンフルーツ」だった。身近な物なのに拡大では見覚えがなくて、徐々に分かるから楽しいはず。それとも、東京都民にとり、すでにドラゴンフルーツがそんなにも身近な物なのか。

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斉藤拓哉(さいとう・たくや)

 見ていて思わずしびれた。ミント風味のタブレット菓子を手に出さず、扁平(へんぺい)の容器から口へ直接放り込む上司の姿に。どこにしびれたのかを冷静に分析するならば、立場の高い人間がそのようなワイルドな所作をしたという点だろうか。平社員である記者が実際にまねてみたが主観的に見てもみっともなかったため、客観的に見ればもっとだろう。機が熟したらリベンジしたい。

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平川一理(ひらかわ・いちり)

 小欄を執筆中の5月末、早くも夏バテを発症した。運動不足に加えて、グミやラーメンを日常的に食べて不摂生を極めているから仕方がない。夏バテになる時期が年々早まっているのも気のせいではないだろう。20代の頃は食欲が落ちるついでにダイエットをとのんきに構えていたが、30代の今は免疫力が落ちて病気になるのが怖い。なんとかせねばと思いつつ、何もしないまま秋が来る未来が見える。 

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芳賀崇(はが・たかし)

 こぼれ話を考えてみた。先日取材で初めて、山手線で最も新しい高輪ゲートウェイ駅で降りた。「果たしてこの先降りる機会があろうか」と思いつつ通過していたので、それなりの感慨はあった。しかしその時の取材で話を聞いたある社長がテレビドラマ通で、好きなドラマの一つとして「古畑任三郎」を何気なく挙げたことに大きな喜びと衝撃を感じたため、帰りには高輪ゲートウェイ駅の感慨もどこかに行ってしまっていた。そんなものか。 

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松川裕希(まつかわ・ゆうき)

 先日、仕事のお供に魔法瓶のマグカップを購入した。ホットコーヒーや冷たいジュースを適温のまま少しずつ飲めるので重宝している。コンビニで買ったアイスコーヒーも、結露でカップや手が濡れるのが悩ましかったが、氷ごと移し替えておけば夕方までおいしく飲める。退勤前に洗うのが少々面倒だが、もっと早く買っておけばよかったと思う。しっかり水分補給して夏を乗り切りたい。  

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八角秀(やすみ・しゅう)

 雨。ある仕事を引き受けたとき、先方にホテルをご用意いただいた。部屋にこもって、たまりにたまった仕事を端から片付ける。初めての土地を散策するような雅(みやび)な趣味でも持ちたいものだが、幸か不幸か、今朝からずっと雨が降っている。少しだけ「雅な趣味」のプレッシャーから解放された気分で仕事を進めた。食事もホテル内のレストラン。外資系のせいか、宿泊客も従業員も外国人が多い。聞こえるのは、日本語、英語、知らない外国語。窓ガラスの外は滝のように水が流れている。閉鎖された空間に捕われながら、ふとここはどこの国だったかと不安になる。今日は一日雨が止みそうにない。

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◆来月も変わらぬご愛顧・ご愛読、よろしくお願いします。

(編集部一同)

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