FA展示会で新型ロボットを初公開/三菱電機
三菱電機は8月30日と31日、兵庫県尼崎市の西日本メカトロソリューションセンターで「FAプライベートフェア2023 in 関西」を開催。2日間で約560人が来場した。3Dシミュレーターや人工知能などを活用して生産性向上を図るFA向けの各種ソフトウエアの他、自動化や省人化に貢献する産業用ロボットも展示した。
リーチ長はクラス最大級の1504mm
初日の午前から多くの来場者でにぎわった「FAプライベートフェア2023 in 関西」。 ロボット関連では、「MELFA(メルファ) CRシリーズ」に新たにラインアップされる可搬質量12kgのモデルを初公開した。参考展示で、価格や発売時期は未定。 クラス最大級となる1504mmのリーチ長が特徴で、広範囲での作業が可能。産業用ロボットでは内蔵バッテリーを電源として原点データなどを保存するのが一般的だが、モーターのエンコーダーにバックアップすることでバッテリーが不要になった。バッテリーの定期交換の費用や手間を省き、原点データの消失リスクを低減する。 フラッグシップの「FRシリーズ」に比べコストパフォーマンスに優れるのがCRシリーズだが、新製品だけあって既存のFRシリーズに搭載されていない新機能も盛り込まれる予定だ。