特集・トピックス

　初代製品の発売からこれまで、実績を積み重ねてきた。 　例えば、建設機械の完成後の外観検査では、製品ごとの品番を二次元コードで読み取り、警告ラベルや製品の不具合を認識して、良不良の判断をする。従来は作業者がはしごに上るなどしていたため、危険で効率が悪かった。それを、天井部に設置したカメラでまかなえる。 　また、機械に付属するガス系統の圧力計などのアナログメーターの読み取りや、映像を使って機械の稼働部を測長する作業にも使われている。 　これら作業は、担当者によって認識できる数値の振れが大きいのが課題。それをビジョンエディション２で自動化したことで、安定した数値をリアルタイムに取得できる。 　同課FA事業セールスエンジニア推進担当の豊田将隆主幹は「画像や映像をそのまま保存するのではなく、それらの中身からデジタルデータとして使える数値や情報を抜き出す。映像内に複数ある情報を自動認識して分析し、フィードバックする。それがデジタルトランスフォーメーション（DX＝デジタル技術による変革）時代の映像の生かし方」と話す。