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積み下ろしロボを発売、物流業界へ参入/ユーシン精機

プラスチック成形品の取り出しロボットを開発、製造するユーシン精機は6月3日、箱を積み下ろしするパレタイジングロボット「PAシリーズ」を発売し、物流業界へ参入した。PAシリーズは直線運動する軸を直交させた構造で、パレタイジングロボットで一般的に使われる垂直多関節ロボットに比べ設置面積が小さい。水平軸を片側から支持する片持ち構造のため支柱が少なく、スペースを有効利用できる。可搬質量は20kgと40kgの2種類あり、本体価格(税抜き)はそれぞれ450万円と600万円。年間約50台の販売を目指す。

協働ロボを使ったシステムで検温を自動化/川崎重工業

新型コロナウイルスの感染拡大を機に、ロボットを使用する場面がますます増えている。川崎重工業は、6月2日に営業を再開した神戸市中央区の企業ミュージアム「カワサキワールド」に、自社の協働型の双腕スカラロボット「duAro(デュアロ)2」を使った自動検温システムを設置した。来場者への検温を自動化し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ。

ウェビナーで、先の読めない時代に必要な柔軟性をアピール/ユニバーサルロボット

デンマークに本社を置く協働ロボットメーカー、ユニバーサルロボット(UR)の日本支社(東京都港区、山根剛代表)は4月から、ウェブ上のセミナー(ウェビナー)を積極的に開催している。協働ロボットの定義や特徴などを説く初心者向けから、導入を考えている顧客向け、すでに導入しているユーザー向けの活用法など、テーマ別に実施する。担当者は「先行きの不透明感が増す中で、協働ロボットへの関心が以前より高まっている」と手応えを話す。

[注目製品PickUp!vol.24]拡張性、制振制御で差を付ける【後編】/セーラー万年筆

セーラー万年筆が製造、販売する「sigma(シグマ)5」は、取り出しロボットのハイエンドモデルだ。顧客から評価の高かった「RZ-Σ(シグマ)」、「RZ-ΣⅡ」「RZ-Σ Ⅲ」の流れをくむ製品で、信頼性の高い基本構造を受け継ぎながら、制御機能などを強化してきた。設定動作の変更を容易にする機能なども搭載し、「『技術のセーラー』が自信を持って提案する製品」とロボット機器事業部東京営業所の永瀬倫哉主任は自信を見せる。

[注目製品PickUp!vol.24]拡張性、制振制御で差を付ける【前編】/セーラー万年筆「sigma5」

編集部が注目したロボット、自動化関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、セーラー万年筆の取り出しロボット「sigma(シグマ)5」を取り上げる。ハイエンドモデルの取り出しロボットで、高い拡張性や高度な制振機能を備える。「低価格で勝負するメーカーではないので、性能や機能には絶対の自信がある」とロボット機器事業部東京営業所の永瀬倫哉主任は話す。

高精度、低振動の半導体ウエハー用ロボットを発売/安川電機

安川電機は5月28日、半導体基板のウエハーを搬送するクリーンルーム向けロボット「SEMISTAR-GEKKO(セミスターゲッコー) MD124D」(=写真左)を発売した。減速機を搭載せず、自社製のACサーボモーター「Σ-7(シグマセブン)シリーズ」でロボットアームを直接駆動させるダイレクトドライブ駆動を採用。位置決め精度を従来機種比で2倍にし、振動も同6分の1に抑えた。300 mmの半導体ウエハーの搬送に使える。併せて、小型で軽いクリーンロボット用の標準コントローラー「SR200」(=写真右)も開発した。自社開発のマシンコントローラーを採用し、従来機種比で体積は42%、質量は35%減を実現。半導体業界で広く使われる国際規格(SEMI規格)などに適合する。

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