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3D画像認識技術を開発、ばら積みピッキングを高速化/オムロン

オムロンは11月11日、3次元(3D)の画像認識を高速化する技術を開発したと発表した。従来の位相シフト方式では10回以上撮像が必要だったが、独自のパターン照明により、対象物の3D画像を1回の撮像で生成する。ロボットと組み合わせれば、ばら積みされた対象物を素早くピッキングできる。約0.5秒での高速な部品認識が可能なため、ロボットの作業の妨げにならない。カメラは約500gまで小型・軽量化でき、ロボットのハンド部分に搭載しやすい。同社はこの技術を使った小型の3D画像センサーを2020年に商品化する予定だ。

産ロボ導入にメリットを感じる人が9割も! /第1回読者アンケート結果

ロボットダイジェスト編集部では、産業用ロボットの導入状況や産業用ロボットに対するイメージの調査などを目的に第1回読者アンケートを実施した。今回はその中で特筆すべきデータを紹介する。一般的に「大企業ほど産業用ロボットの導入が進んでいる」というイメージがあるが、実際のところはどうなのか。また、産業用ロボットの導入に効果を感じる人はどれほどいて、具体的に何がメリットなのだろうか。

溶接ロボットに軸足を置き、周辺領域を開拓【後編】/ダイヘン金子健太郎常務執行役員

電気を扱う技術を起点に溶接ロボットを開発し、搬送用ロボットにも事業領域を拡大するダイヘン。ロボットの生産拠点である六甲事業所を自動化技術のノウハウを蓄積する場としてとらえ、人材育成にも生かしてきた。ニーズに応じて協働ロボットをはじめ、モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)などFA製品のトレンドを取り込むことにも意欲を見せる。

溶接ロボットに軸足を置き、周辺領域を開拓【前編】/ダイヘン金子健太郎常務執行役員

電柱上の変圧器のメーカーとして1919年に設立され、電気関係の技術を生かして自動溶接機を開発。そして汎用性の高い自動溶接の手段としてロボットを開発した。近年では溶接ロボットに軸足を置きながら、ハンドリングロボットにも守備範囲を広げている。ダイヘンでFAロボット事業部長を務める金子健太郎常務執行役員は「お客さまのニーズを元にロボットを開発し、周辺機器を含めソリューションとして提案したい」と語る。

難しい! でも面白い! 安川電機が描く近未来の工場/小川昌寛 取締役 執行役員 ロボット事業部長

「自律分散型のソリューションをデータドリブンで実現したい」――。いきなりそう言われて理解できる人はあまり多くないだろう。しかし、安川電機の小川昌寛ロボット事業部長は大真面目にその構想を掲げ、実現に向けて着実に歩みを進めている。世界で最もリアルに産業用ロボットの未来を語れる人物の一人、小川氏の「脳内」をほんの少しのぞかせてもらった。

結果にコミット? ロボットのスリム化に貢献できたワケ【後編】/ナブテスコ

ロボットがなぜスムーズに動き、正確に作業をこなせるのか? ロボットが賢いのはもちろんだが、ロボットが正確に作業をこなせるように、ロボットの剛性がしっかりしていなければならない。ロボット本体とアーム、ロボットハンドのそれぞれが、決められた位置でぴたりと止まる。そのためには「高精度」「高剛性」「高信頼性」の3つの「高」を備えた減速機が必要なのだ。前編で減速機の重要性は理解できた。ではそもそも産業用ロボット向けの精密減速機「RVシリーズ」はどんな発展を遂げてきたのか。前編に続き、中・大型の産ロボ向け精密減速機で世界シェアの6割を占めるナブテスコの精機カンパニーで開発部長を務める森弘樹理事に、減速機の「肝」を聞いた。

結果にコミット? ロボットのスリム化に貢献できたワケ【前編】/ナブテスコ

ロボットがなぜスムーズに動き、正確に作業をこなせるのか? ロボットを動かすソフトウエアが賢いのはもちろんだが、それだけではない。例えばロボット本体がぐらついていたら正しい場所でアームが止まらず、先に取り付けたロボットハンドに作業などさせられない。ロボット本体とアーム、ロボットハンドのそれぞれが、決められた通りの位置でぴたりと止まらなくては、肝心な作業が始められない。各部分を実際に動かすのはモーターだが、重要なカギを握るのはモーターに取り付けられた減速機なのだ。中・大型の産業用ロボットの関節に使われる精密減速機で、世界シェアの6割を占めるナブテスコの精密減速機「RVシリーズ」。この製品を製造する津工場に向かい、精機カンパニーで開発部長を務める森弘樹理事に精密減速機の肝について聞いた。

[海外展リポート]ロボットに何をさせる? 欧州の工作機械見本市での提案【後編】/EMOハノーバー2019

9月16日~21日の6日間、ドイツ・ニーダザクセン州のハノーバー国際見本市会場で開かれた欧州国際工作機械見本市「EMO(エモ)ハノーバー2019」。欧州では人手不足が深刻化しており、自動化や省人化の提案が目立った。後編ではロボット以外の自動化や工作機械の被加工物の交換以外の提案をまとめた。

ロボットの導入を推進する特別チームを発足/経済産業省、NEDO

経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は11月12日、小売りや飲食、施設管理、食品といったロボットの導入が進まない分野でのロボット活用を促進するプロジェクトチーム「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース(TF)」を立ち上げた。TFは、トヨタ自動車やイオン、三菱地所、キユーピーなど各分野のロボットユーザーと、ロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)、大学で構成する。

南大阪でロボット導入促進セミナーを開催/近畿経済産業局など

近畿経済産業局とロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のHCI(大阪府泉大津市、奥山剛旭社長)、ロボット開発シンクタンクのi-RooBO Network Forum(アイローボ・ネットワーク・フォーラム、会長・坂本俊雄ブリッジ・ソリューション社長)は共同で、12月9日に大阪府泉大津市の泉大津商工会議所でロボット導入促進セミナーを開催する。ロボットの試作支援やロボット教育ワークショップを運営するソーゾーロボテクノの滝沢一博代表は「無料で使用できるロボットOS『ROS』、その魅力と活用法について」、ロボットメーカーの安川電機は「高まるロボットニーズ・導入事例紹介」についてそれぞれ講演する。

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