パソコン大手が産ロボ発表、5Gで遠隔操作も/レノボ
中国の大手パソコンメーカーのレノボは10月28日、自社イベント「レノボ・テック・ワールド2020」で、移動式産業用ロボット「Daystar Robot(デイスターロボット、晨星機器人)」を発表した。自律移動可能な台車に、ロボットアームとカメラを搭載する。次世代通信規格(5G)の通信で遠隔操作も可能で、動作学習機能を備える。組み立て、塗装、検査工程などでの用途を見込む。
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中国の大手パソコンメーカーのレノボは10月28日、自社イベント「レノボ・テック・ワールド2020」で、移動式産業用ロボット「Daystar Robot(デイスターロボット、晨星機器人)」を発表した。自律移動可能な台車に、ロボットアームとカメラを搭載する。次世代通信規格(5G)の通信で遠隔操作も可能で、動作学習機能を備える。組み立て、塗装、検査工程などでの用途を見込む。
アルミ製構造材大手のSUSが、産業用ロボット向け製品を拡充している。前編で紹介したパラレルリンクロボットを取り付ける架台(アルミフレーム)に加え、今年8月には、ファナックの協働ロボット「CRXシリーズ」専用のアルミ製台車が完成した。安全柵なしで稼動できる協働ロボットは、状況に応じた頻繁な移動が求められる。SUSのアルミ製台車なら軽く、キャスター(車輪)付きで簡単に現場間を移動させられる。開発を担当した第1開発グループソリューションチームの伴野慎哉チームマネージャーに話を聞いた。
川崎重工業は11月2日、2030年に目指す将来像をまとめた「グループビジョン2030」を発表した。「次の社会へ、信頼のこたえを」を掲げ、その将来像に合わせた組織改編なども発表した。ロボット関係では、「ウィズコロナ、アフターコロナ社会を支え、川崎重工の発展も支えるのがロボット。売上げで寄与するだけでなく、シナジー効果で他事業の競争力も高める」と橋本康彦社長は述べた。
アルミ製構造材大手のSUS(静岡市駿河区、石田保夫社長)が、産業用ロボット向け製品を拡充している。パラレルリンクロボットを取り付ける架台(アルミフレーム)に加え、今年から協働ロボット向けの専用台車も発売した。アルミ製フレームは、接合部の精度や強度、剛性(変形のしにくさ)不足を心配する声もあり、産業用ロボット向けに使われることは少なかったが、独自に開発した接合部品や、自社設計したフレームなどの強みを生かし、採用を広めてきた。通常の産業用ロボットや、今後の普及に期待がかかる協働ロボットの分野での採用を見込み、販売を強化する考えだ。
キヤノンが工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)向けの製品に力を入れ始めた。工場の天井などに付けるカメラ用の画像処理ソフトウエアに加え、無人搬送車(AGV)向けの誘導システムを今年8月に発売した。「われわれの光学技術や画像処理技術を活用し、『工場の目』を提案したい」とイメージソリューション事業本部の枝窪弘雄副事業本部長は話す。
オリックス・レンテック(東京都品川区、細川展久社長)は10月30日、ファナックの新型協働ロボット「CRXシリーズ」の法人向けレンタルサービスを開始すると発表した。CRXシリーズは安全柵なしで使える協働ロボットだ。タブレット端末で直感的に動作設定ができるため、ロボット操作の経験がなくても簡単に扱うことができる。
デンマークの大手協働ロボットメーカー、ユニバーサルロボット(UR)の日本支社(東京都港区、山根剛代表)は11月9日から22日に、バーチャル展示会「THE COBOT EXPO JAPAN (ザ・コボット・エキスポ・ジャパン)2020」を開催する。
新型コロナウイルス感染症の影響で対面型の展示会が延期や中止となる中、10月21日~23日の3日間、名古屋市内でロボット関連や自動車関連など複数の専門展が同時開催された。コロナと共存する「ウィズコロナ」の時代には、人との接触を減らすためにロボットが重要になるが、会場ではどのような自動化提案が見られたのか? 後編でもユニークなロボットシステムを数多く紹介する。
ノルウェーに本社を置くオートストアは10月27日、自動倉庫「オートストア」の処理能力を高める制御ソフトウエア「Router(ラウター)」を開発したと発表した。オートストアのオプションとして提供する。
新型コロナウイルス感染症の影響で、オンライン版ではない対面型の展示会が延期や中止となる中、名古屋市内でロボット関連の専門展など複数の展示会が同時開催された。コロナと共存する「ウィズコロナ」の時代には、人との接触を減らすためにロボットが重要になるが、会場ではどのような自動化提案が見られたのか? 前編、後編の2回にわたりリポートする。