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ユニークな自動倉庫や柔軟に使える搬送ロボット【その2】/国際物流総合展

2月19日~21日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「国際物流総合展2020」が開かれた。225社・団体が出展し、各社が自動倉庫やソーター(仕分け機)などの物流機器を展示した。今回展で特に大きな注目を集めたのが無人搬送車(AGV)だ。各社が盛んに新製品や参考出展製品をアピールした。

製造業の川上工程でPF戦略と自動化が加速【後編】/ダッソー・システムズ

フランスの3次元(D)CADソフトウエアメーカー、ダッソー・システムズは2月9日~12日、米国テネシー州のナッシュビルで年次イベント「3Dエクスペリエンス・ワールド2020」を開催した。前編では、今回のイベントで発表されたプラットフォーム(PF)戦略を発表した。ダッソーが推進するPF戦略は果たして日本市場に受け入れられるのだろうか? ダッソー傘下で3DCADソフト「ソリッドワークス(SW)」を提供する、ダッソー・システムズ・ソリッドワークスのジャン・パオロ・バッシ最高経営責任者(CEO)に話を聞いた。

製造業の川上工程でPF戦略と自動化が加速【前編】/ダッソー・システムズ

フランスの3次元(D)CADソフトウエアメーカー、ダッソー・システムズは2月9日~12日、米国テネシー州のナッシュビルで年次イベント「3Dエクスペリエンス・ワールド2020」を開催した。ダッソーは最近、独自のクラウドベースのプラットフォーム(基盤、PF)「3Dエクスペリエンス・プラットフォーム」を力強く推進する。今回のイベントでは、2019年に発表した「3Dエクスペリエンス・ワークス」に関する新しい戦略を相次いで紹介し、参加者の興味を引いた。

マスター・スレーブ制御を産ロボ向けにPR/東洋理機工業

東洋理機工業(大阪市西淀川区、細見成人社長)は2月13日と19日に、本社工場でマスター・スレーブ制御ロボットのデモンストレーションと体験会を開催した。マスター・スレーブ制御とは、2台のロボットをそれぞれマスター(主人)とスレーブ(従者)に設定し、マスターの動作をスレーブがなぞるように制御するもの。従来は手術用ロボットなどで使われてきた手法だが、産業用ロボットへの適用を提案した。細見社長は「3K(きつい、汚い、危険)職場で需要がある」と話す。

使いやすく、導入しやすい中国製ロボを日本に/IDECファクトリーソリューションズ

協働ロボットに特化したシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のIDECファクトリーソリューションズ(愛知県一宮市、武仲清貴社長)は2019年12月、中国の上海に本社を置くJAKA(ジャカ)ロボティクスの協働ロボットを取り扱うと発表した。日本市場での総代理店を務める進和(東京都板橋区、倪昌浩社長)と連携し、JAKAの協働ロボットで構築したシステムを提供する。JAKAの協働ロボットはプログラミングのしやすさと導入コストの低さを特徴に持つ。これらの特徴を武器に、日本の中小企業に攻勢をかける考えだ。

youtubeチャンネルを開設/FA・ロボットシステムインテグレータ協会

FA・ロボットシステムインテグレータ協会(会長・久保田和雄三明機工社長)は3月4日、動画投稿サイト「youtube(ユーチューブ)」内に「ロボットSIerチャンネル」を開設した。 ロボットとシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)が登場するショートドラマ「未来に架ける橋」のエピソード1~3など、5分前後の動画を4本投稿した。ショートドラマは1話完結型で、マスターのこだわりのコーヒーの入れ方をロボットが受け継ぐことで閉店を免れた喫茶店の話(=写真)などが展開される。同協会では今後も動画を制作し、youtubeに投稿することでSIerの認知度向上を図る方針だ。

新技術で繊細な薄物搬送を可能に/シュンク・ジャパン

シュンク・ジャパン(東京都品川区、谷本昌信社長)は2月26日~28日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた「国際二次電池展」に出展し、新開発の「PressGrip(プレスグリップ)」技術を採用したグリッパーを参考出品した。分子間に働く分子間力の一種で部品を張り付けて搬送する。薄く繊細な部品にも対応できる。製品版は7月2日~4日に愛知県で開かれる産業用ロボット・自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン」で初披露する計画だ。

韓国の協働ロボで攻勢! 全軸トルクセンサーの強み生かす/住友商事マシネックス

大手総合商社の住友商事の傘下で、各種産業設備を取り扱う住友商事マシネックス(東京都千代田区、佐橋明三社長)は、韓国の斗山(ドゥーサン)ロボティクス製の協働ロボットの拡販に力を入れる。2019年11月に斗山ロボティクスと総販売代理店契約を結び、日本市場での販売を始めた。19年12月の「2019国際ロボット展」では、6軸全てにトルクセンサーを搭載する斗山ロボティクス製協働ロボットの強みを生かしたアプリケーション(応用的な使い方)を提案し、日本市場に攻勢をかけた。

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