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2026.06.22
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[注目製品PickUp! vol.94]工作機械へのワーク供給を正確かつ柔軟に/OnRobot「3FG25」

デンマークに本社を置くOnRobot(オンロボット)は近年、工作機械向けの提案を強化する。中でもベストセラー製品の1つである電動グリッパー「3FG25」は、円筒形の加工対象物(ワーク)の自動供給に向く。3爪が回転して開閉する構造のため、ワークの内外径をつかむと中心位置が自然に定まり、供給時の位置ずれを防ぐ。把持力を調整でき、またワークの素材に合わせて爪の先端ユニットを付け替えられるなど、工作機械と組み合わせる上でメリットになる要素が満載のグリッパーだ。

水野敦志:ロボットダイジェスト編集部

3爪が回り中心定まる

 OnRobotの電動グリッパー「3FG25」は、旋盤など工作機械へのワーク供給の自動化に役立つ要素を多く持つ。3爪グリッパーで、把持する際に各爪が同時に中央へ向かって動くため、グリッパーとワークの中心位置が自然とそろう。

 旋盤へのワーク供給では、中心の位置合わせが重要で、同製品を使えば位置ずれを防げる。次々とワークを取り替えるような生産量の多い工場の自動化で、加工前の位置調整の手間がなくなり、加工不良も減らせる。

工作機械への自動ワーク供給に向く電動グリッパー「3FG25」

 その上、通常の3爪グリッパーは爪が中心に向かって前後に移動するのに対し、同製品は爪が回転しながら開閉する。この動きを採用することで、最大155mmの広いストロークを確保した。
 さらに可搬質量は25kg、防水・防じん保護(IP)等級の「IP67」に準拠する耐環境性を備えるなど、工作機械へのワーク供給に申し分ない性能を誇る。

 エンリコ・クログ・アイベルセン最高経営責任者(CEO)は「世界中で可搬質量の大きいグリッパーのニーズが高まっている。産業用ロボットへの搭載に向くグリッパーの提案に、改めて力を入れる」と語る。
 3FG25と同等の構造で、サイズが小さく可搬質量15kgの「3FG15」もラインアップする。さらなる可搬質量の向上も検討するが、現状では25kg可搬までで顧客ニーズに十分に応えられているという。

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