食品産業向けにロボットシステムを提案/HCI
システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のHCI(大阪府泉大津市、奥山剛旭社長)は、大阪市住之江区のインテックス大阪で10月16日~18日に開かれた「第4回食品工場自動化・安全機器展」で、ロボットを使った食品の搬送システムを披露した。
展示したのは、食肉を協働ロボットで搬送するシステムと、双腕ロボットでおにぎりを番重(食品を並べて搬送するトレー)に並べるシステムの2つ。前者は安川電機が開発中の食品工場向け協働ロボットとニッタのロボットハンドを組み合わせた。柔らかく不定形の食肉を運べるのが特徴。後者は川崎重工業の「duAro(デュアロ)」を使ったパッケージ製品。パッケージとして仕様を定めることで設計工程の手間を軽減でき、コストを抑えて提供できる。
奥山社長は「食品産業はまだロボットの活用が一般的でないが、今後需要が伸びると見込んでいる。まずはロボット導入のメリットを知ってもらうため、具体的な使い方をイメージしたシステムを出展した」と語り、会期を通じて食品工場へのロボット導入を力強く提案した。
また、最終日の18日には奥山社長が「ロボットシステムインテグレータから見たロボット導入のポイントについて」をテーマにセミナーを実施。食品工場で深刻な人手不足に対して、ロボット導入のポイントを「経験豊富で技術力のあるSIerと組むことが重要」と解説。同社が手掛けた食品工場のロボットシステムの事例を紹介した。
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