日本市場での発展を目指すAI搭載の3Dビジョン企業/Mech-Mind 楊培社長(3/3)
日本のニーズに応える
――日本と中国との違いを認識するのも大切です。両国の違いはなんでしょう。
製造業では、日本の方が工場が狭いと感じます。一方、限られたスペースで高い生産性を発揮するのに優れています。わが社の製品は、シンプルなシステム構成にできるので、日本の生産技術の考え方に合うでしょう。
――日本ならではのニーズありますか。
日本の製造業と物流現場は、技術面での要求のレベルが高いと感じます。潜在的なニーズも多いでしょう。そこで、3年をめどに日本に研究開発の拠点を設けます。日本の顧客からの要望を中心に扱う拠点にします。
――日本専用の研究開発とは、驚きです。
日本国内のニーズに応えていくことで、わが社全体の技術のレベルも高まると信じています。これまで中国で培ったノウハウを日本にも展開して信頼を構築しながら、新たなニーズにも応えられる体制をいち早く築き、日本市場での発展を目指します。
(聞き手・ロボットダイジェスト編集部 西塚将喜)