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[人事]セーラー万年筆新社長に町克哉氏、3月29日付

セーラー万年筆は12月13日、3月29日付で町克哉(まち・かつや)専務取締役が社長に昇格すると発表した。町新社長は1982年明治学院大学文学部卒。同年セーラー万年筆入社。96年文具事業部中四国支店支店長、98年管理部経理担当課長、2000年ロボット機器事業部経理課長、12年ロボット機器事業部営業部長兼総務部長、14年取締役兼上級執行役員ロボット機器事業部長、16年から現職。
 

日本の売上高2倍に/イグス 吉田剛社長

「日本法人の売上高を2021年比で2倍に」――。ドイツに本社を置く樹脂部品メーカー、イグスの日本法人(東京都墨田区)の社長に今年10月に就任した吉田剛氏はそう意気込む。日本市場で高いシェアを持つケーブル保護管だけではなく、可動ケーブルやベアリング、直動製品などの拡販もさらに強化し、売上高アップを狙う考えだ。

可搬質量1tタイプのAGVを販売開始/匠

搬送ロボットメーカーの匠(福岡市中央区、後藤元晴社長)は12月15日、可搬質量1tタイプの無人搬送車(AGV)「低床型1tAGV」の販売と導入支援、保守サポートを開始した。従来の建設現場では1tクラスの資材を運ぶ際、ハンドリフトなどの荷役機器を用いていた。その作業を低床型1tAGVに置き換えることで、現場の負担を軽減できる。前後左右や斜めなどあらゆる方向に走行でき、その場で旋回もできるため、現場のレイアウトに応じて効率的な移動が可能。

人の力加減を再現する遠隔デモシステムを販売開始/モーションリブ

慶応義塾大学発のベンチャー企業モーションリブ(川崎市幸区、溝口貴弘最高経営責任者)は12月16日、同社製のICチップ「AbcCore(コア)」を使った遠隔操作システム「UR-URバイラテラル装置」などの各種デモシステムの販売を開始した。UR-URバイラテラル装置は、UR製のロボット「UR3e」2台とAbcコアを用いた装置。Abcコアは力加減や触覚をデジタルデータに変換して、ネットワーク機器に伝送する。

樹脂製減速機をロボ部品にテスト販売/スターライト工業

スターライト工業(大阪市旭区、西郷隆晄社長)は今年10月、歯車や機構部品に樹脂を採用した遊星歯車減速機「S-Bear(エスベア)DD」を、研究開発のパートナー向けに試験的に発売した。金属製の既存製品に比べ、軽量でさびず、潤滑油やシール(密封部品)が不要なのが特徴。今後、試験販売を通じてパートナーとともに完成度を高め、一般販売を目指す。最終的には産業用ロボットの要素部品として採用を狙う。市販の減速機と同サイズに設計したため、パートナーは単純に置き換えるだけで性能評価に取り組める。

[ロボットが活躍する現場vol.15]釣り具をつり上げピッキング/ハヤブサ

釣り針や浮き、重りなどと、これらをまとめた「仕掛け」と呼ばれる釣り具のメーカー・ハヤブサ(兵庫県三木市、歯朶〈しだ〉由美社長)がロボット倉庫を導入した最新の物流センターを稼働した。総投資額は23億円で、保管量は倍増、出庫に必要な時間は3分の1に短縮。昼夜二交代制の24時間稼働で対応したピッキング作業が、通常の8時間勤務でこなせるようになったという。ロボットが活躍する現場を早速見てみよう。

[活躍するロボジョvol.10]相手を思いやる/CKD 浅井香澄さん

ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」も10回目を迎えた。今回は、CKDで電動アクチュエーターを設計する浅井香澄さんを紹介する。ロボットアームの先端に搭載する電動アクチュエーター・グリッパー・タイプ(電動グリッパー)「FFLDシリーズ」などの設計補助を担当した。現在は設計の主担当を任され、製品化に向けて奮闘している。製品を完成させるには、社内のさまざまな関係者との連携が欠かせず、「相手の立場に立ち、専門用語をかみ砕いて説明するなど、思いやりを大切にしたい」と話す。

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