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AGV・自律移動ロボ向けセンサー発売/北陽電機

産業用センサーメーカーの北陽電機(大阪市西区、尾崎仁志社長)は4月、LiDAR(ライダー)とも呼ばれる測域センサーの新製品「UST-30LC」を発売した。無人搬送車(AGV)や自律移動式ロボットに使われる、SLAM(スラム)誘導方式に適したセンサーだ。AGVやロボットを自律走行させるSLAM誘導方式では、周囲の環境から自分の位置を認識するだけでなく、走行中に周辺の障害物を検出し回避する必要がある。この二つのセンシングを1台でこなせる。また、昨年発売したUSTシリーズの最上位機種「UST-30LX」では、検出精度を表す角度分解能は0.25度だったが、UST-30LCでは0.125度となり、より高精度に周囲の物を検出できる。

ショールームを全面改装、最新の物流自動化を提案/トヨタL&Fカンパニー

豊田自動織機のトヨタL&Fカンパニーは千葉県市川市のショールーム「トヨタL&Fカスタマーズセンター東京」を全面リニューアルし、4月6日にオープンした。最新の自社製品だけでなく、グループ内外の海外メーカーの物流機器も展示し、国内ベンチャー企業ともコラボレートする。「トヨタL&Fの改善ノウハウを生かし、最適なソリューションを提供したい」と宮島久典執行職は話す。

[人事]新社長にヨルク・セイス氏/B&R

オーストリアに本社を置く制御機器メーカー、B&Rの社長が2021年4月1日付で、クレメンス・セイガー氏からヨルク・セイス氏に交代した。セイス氏はB&Rを傘下に置くスイスのロボット大手、ABBで23年にわたり、製造や工場のオートメーションに携わってきた。直近では、シンガポールに拠点を置き、プロセスオートメーション部門の責任者を務めていた。

ロボ切削の普及に「値段」と「パッケージ」が必要/インフィニティソリューションズ「KATANA」

システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のインフィニティソリューションズ(長野県上田市、小山田聡社長)は産業用ロボットで切削加工や研磨などをするパッケージシステム「KATANA(カタナ)」を開発した。小山田社長は「カタナで、ロボットを使った切削加工を日本でも一気に普及させたい」と意気込む。

コロナ禍で改革は加速、テレワークは単なる感染症対策ではない/安川電機 小笠原浩社長

安川電機は2017年から、独自のデジタル技術を活用した業務改革(デジタルトランスフォーメーション、DX)の取り組みを進めてきた。BCPを意識したものではなかったが、「結果的に新型コロナウイルス禍での業務継続にも役立った」と小笠原浩社長は言う。「ウィズコロナ」の一つの形としてテレワークが浸透するが、各社員が在宅で業務を進めるなら、デジタル技術の活用は欠かせない。そこでデジタル化の旗振り役を務めた小笠原社長に、うまくいく秘訣(ひけつ)や注意点を聞いた。 

SBS東芝ロジスティクスに棚搬送型AGV納入/東芝インフラシステムズ

東芝インフラシステムズ(川崎市幸区、今野貴之社長)は4月1日、SBS東芝ロジスティクス(川崎市川崎区、佐藤広明社長)の北関東支店(千葉県柏市)に棚搬送型の無人搬送車(AGV)を納入したと発表した。AGV20台、ワーキングステーション5基を設置し、日本シグマックス(東京都新宿区、鈴木洋輔社長)向けの物流業務に活用する。

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