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手首ロボ「i-WRIST」に可搬質量が大きいグレードを追加/NTN

ベアリングなどの機械部品を製造するNTNは7月20日、手首関節モジュール「i-WRIST(アイリスト)IWSシリーズ」の最大可搬質量が増加した新グレード「IWS-C01」を開発したと発表した。アイリストは産業用ロボットのようなアーム(腕)ではなく、人の手首のような動作に特化したロボットで、リーチは短いが屈曲や旋回の角度を高速かつ自在に制御できるのが特徴。新シリーズは、制御方法の最適化で最大可搬質量が従来機比2kg増の3kgになった。最大可搬質量が増えたことで、搭載できるエンドエフェクターや製品の選択肢が従来機よりも広がる。本体のサイズは従来機と変わらないため、同様の感覚で使える。IWS-C01は5月に発売しており、これから販売促進活動により注力する方針だ。

[SIerを訪ねて vol.25]使いやすく、導入しやすい提案を/JRC

全国のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する本連載。今回取材したJRC(大阪市西区、浜口稔社長)は、システムインテグレーション(SI)事業のブランド「ALFIS(アルフィス)」を2018年に立ち上げ、SI事業に力を入れる。自社工場で培った自動化のノウハウから、「使いやすく、導入しやすい、高品質なロボットシステム」をテーマに自動化ソリューションを開発・提供する。誰でも使いやすいユーザーインターフェースと、費用を抑えた導入しやすいパッケージシステムで自動化の裾野を広げる。

世界最大級のロボット展に出展/Mech-Mind

中国のビジョンシステムメーカー、Mech-Mind(メックマインド)ロボティクスが、6月21日~24日に開催された世界最大級のロボット展「automatica(オートマティカ)2022」に出展した。オートマティカは2年に一度、西暦偶数年にドイツのミュンヘンで開催される世界最大級のロボット展。3次元(D)カメラの「Mech-Eye(メックアイ)」に加え、3Dビジョンセンサーを活用したピッキングシステムなどを展示した。同社は3Dビジョンを使ったロボットシステムを、包括的に提案できることが特徴。例えばバラ積みピッキングでは、ピッキングの対象物の位置を自動で認識し、ロボットの動作プログラムの生成まで、コードを使わずに対応できる。

最大リーチ量1700mmの協働ロボットを発売/DOBOT

中国に本社を置くロボットメーカーDOBOT(ドゥーボット)は6月8日、6軸タイプの協働ロボット「CR3L」をラインアップに追加すると発表した。狭い空間での作業を得意とし、積み降ろしや仕分けの他に、家庭用電化製品や半導体業界の小型部品検査などに向く。最大リーチ長は1700mmで、従来品の「CR10」と比べて11.5%伸びた。CRシリーズは低価格で、コスト面での導入のハードルが低い。また協働ロボットとしては動作速度が速く、人が近くにいない場合などに高速稼働させることもできる。

デモ施設を併設した新オフィスをオープン/ラピュタロボティクス

ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャ・ガジャン最高経営責任者)は6月28日、東京都江東区に約400㎡のデモ施設を併設した新オフィスをオープンしたと発表した。デモ施設は既存のオフィスの約2倍の広さで、20~25台のピッキング・アシスト・ロボットを配備する。従来と比べて効率的に開発ができることに加え、ロボットの動きをより多くの来場者が見られるようになった。EC(電子商取引)需要の急拡大に伴う一人当たりの業務量の増加や、ドライバーの時間外労働への上限規制の適用など、物流や運送に対する省力化や省人化の需要が高まっている。それを受けてデモ施設を有する新オフィスをオープンした。

アスクル物流センターにAMR34台を導入/ラピュタロボティクス

ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャ・ガジャン最高経営責任者)は6月22日、埼玉県日高市にあるアスクルの物流センターに自律搬送車(AMR)「ラピュタPA-AMR」34台を導入したと発表した。EC(電子商取引)向け物流倉庫で34台のAMRを稼働させるのは、同社にとって最大の規模。同製品の導入で生産性が従来比約1.8倍に向上し、ピッキング作業に必要な人員も同約3割減を達成した。

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