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[直前特集RTJ2024 vol.5]ロボットにプラスアルファ、高機能化の提案が続々/周辺機器・要素部品

ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024にはロボットメーカーだけでなく周辺機器やロボットの要素部品メーカーも多数出展する。要素部品は産業用ロボット向けだけでなく、無人搬送車(AGV)や搬送機器向けの展示もあり、物流分野への提案が前回展よりも活発化しそうだ。周辺機器の分野では、ロボットハンドの他にハンドの付け替えを簡易にするハンドチェンジャーやハンドに搭載するセンサーなど、ハンドをより高機能にする製品の展示も目立つ。

小型ロボット発売、シミュレーションアプリで導入支援/オリエンタルモーター

精密小型モーターメーカーのオリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二社長)は5月30日、ロボットとモーター、モーター用ドライバーの新製品を発表した。多関節ロボットアーム「OVRシリーズ」は、水平多関節(スカラ)ロボットと垂直多関節ロボットをラインアップしており、同社のロボットコントローラーで簡単に制御できる。OVRシリーズの導入前のシミュレーションができるスマートフォン(スマホ)用アプリ「MRC Reality(リアリティー)」などと合わせ、顧客の自動化を支援する。

[活躍するロボジョvol.27]生産技術は難しい。だからこそ、楽しい/シチズン時計 高橋怜奈さん

シチズン時計の製造革新課で初の女性社員である高橋怜奈さんは、主に産業用ロボットや自動化機器、光学機器とソフトウエアまでを組み合わせた生産システムの開発を担う。時計部品は小さく、精密さと生産性の両立を求められる作業が多い。高橋さんは「システムの開発案件は難しいものばかりです。だけど、難しいからこそ、楽しい。性格に合ってます」と笑顔を見せる。

[2023国際ロボット展リポートvol.6]AIやラボ自動化など、29のデモシステムに注目集まる/デンソーウェーブ

80小間の展示エリアに29ものデモシステムを出展し、4年ぶりに国際ロボット展(iREX)に臨んだデンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)。新型の協働ロボットや人工知能(AI)技術を活用したデモシステムに加え、同社が近年力を入れているラボラトリーオートメーション関連のデモシステムなども提案し、大きな注目を集めた。

[特集 2023国際ロボット展vol.7]トレンドは「ソリューション提案」/ロボットメーカー

2023国際ロボット展(iREX2023)の見どころは何と言っても、ロボットメーカー各社の最新の自動化提案だろう。ロボット業界のトレンドの一つに「ソリューション提案」があり、最近はロボットの単体売りから周辺機器やデジタル技術などと組み合わせたソリューションへと提案の軸足を移すメーカーも増えている。今回展でも主要各社による最新のソリューションを間近で体感できるはずだ。

ロボットやAIで高度な自動化、包装機械業界の最新提案/ジャパンパック2023

10月3日~6日、東京都江東区の東京ビッグサイトで包装機械業界の展示会「JAPAN PACK(ジャパンパック)2023」が開かれた。420社・団体が出展し、4日間で合計3万6338人が来場した。今回展では「未来の包程式―当たり前のその先へ―」をテーマに掲げ、包装機械業界の技術トレンドである自動化や省人化に焦点を当てた。会場ではロボットや人工知能(AI)を活用し、包装の前後工程も含めた自動化提案が目立った。

[ロボットが活躍する現場vol.28] いずれ来る人手不足に備えて/オースズ

オースズ(横浜市港北区)はトルクヒンジなどの機構部品を製造する。従来は機構部品の組み立て工程の大部分が手作業だったが、2018年に自動化ラインを完成させた。組み立てからグリスの塗布、カシメ、部品の可動部のトルク測定までの一連の作業を自動化した。その自動化ラインはオースズの内製というのが驚きだ。鈴木瑞貴社長は「人手不足に備えて作業の自動化に取り組んだ。限られたリソースで生産性を高めたい」と語る。

AIロボティクスベンチャー、1億円の資金調達/Closer

筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は5月10日、1億円の資金調達を完了したと発表した。クローサーは2021年11月に創業し、食品製造現場など向けの自動化システム「PickPacker(ピックパッカー)」を開発している。今年の1月にインスタントみそ汁の生産ラインにピックパッカーの導入が決まるなど、注目を集める。

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