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世界最大規模の見本市! 最先端の自動化技術とは?/ハノーバーメッセ2019【後編】

世界最大規模の産業見本市「ハノーバーメッセ2019」が2019年4月1日~5日の5日間、ドイツのハノーバーで盛大に開催された。今回展では、次世代の工場「スマートファクトリー」向けの最新技術の提案が花盛りだった。中でも、第5世代移動通信システム(5G)や協働ロボットが大きなトレンドとして来場者の注目を集めた。前半は協働ロボットをメインに出展者各社の展示を紹介した。人生初のドイツ出張を経験した記者によるリポートの後編は、協働ロボット以外の自動化提案を中心に取り上げる。

ロボットやAGV で自動化をもっと”フレキシブル”に

可搬質量が数百キロもある無人搬送車(AGV)が国内で増えている。また、ロボットや周辺機器の新製品も次々に開発されている。各社の提案に共通するキーワードの一つは「もっとフレキシブル(柔軟)に」だ。東京都江東区の東京ビッグサイトで、今年1月には「第3回ロボデックス(ロボット開発・活用展」、2月には「第23回機械要素技術展」が開かれた。両展から、柔軟な運用を実現する提案をピックアップして紹介する。

大阪で測定の自動化・省人化を提案/東京精密

大手測定機器メーカーの東京精密は2月8日と9日の2日間、大阪府吹田市の大阪営業所ショールームで自社展示会「プライベートショー2018 in Winter」を開催した。2日間合計で715人が来場し、熱の入った商談が繰り広げられた。自動化・省人化の提案に力を入れ、協働ロボットを使った自動測定システムなども複数展示し、注目を集めた。

[ロボットが活躍する現場vol.1]協働ロボ、可搬重量の小ささをどう補う?/グローリー【後編】

ウレタン金型の洗浄工程に川崎重工業製の双腕ロボット「duAro(デュアロ)」を導入したグローリー。課題となったのが、12kgの金型に対し、片腕2kgという可搬重量の小ささだ。金型を持ち上げて運ぶことができない。生産技術二部の真殿文雄技師長はさまざまな試行錯誤を経て、金型を台の上で滑らせることでこの問題を解決した。この金型は上下に分割できるタイプで、清掃時に取り外す上型は3kg。こちらも両腕で支持すれば問題なかった。

[ロボットが活躍する現場vol.1]協働ロボ、可搬重量の小ささをどう補う?/グローリー【前編】

グローリーは硬貨や紙幣の計数機を開発、製造する装置メーカーで、国内外の金融機関や小売店向けに大きなシェアを持つ。産業用ロボットを積極的に導入しており、以前からロボット活用を進めてきた埼玉工場に加え、2017年には兵庫県姫路市の本社工場にも協働型の双腕ロボットを導入した。

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