大阪で製造業向けの専門展が開催、ソリューション提案目立つ
5月13日~15日の3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で「第2回関西ロボデックス ロボット開発・活用展」「関西スマート工場EXPO(エキスポ)」など製造業をターゲットにした専門展が開催され、約2万6000人が来場した。会場では製品単体の展示の他、ロボットと周辺機器を組み合わせたソリューション展示も数多く見られた。
稼働実演でアピール
会場では稼働実演を通じて製品の活用方法を分かりやすく提案する出展企業が多く見られた。
京セラはパレタイズとデパレタイズの自動化システム「パレ/デパレ 標準パッケージ」を展示した。人工知能(AI)を活用することでサイズが異なる段ボールの混載に対応する。リアルタイムで対象物(ワーク)を認識するため、段ボールのサイズをAIにあらかじめ学習させる必要はない。「今回の展示会は製造業がメインターゲットだが、製造業だけでなく物流関係の来場者からも反響があった」とロボティクス事業部の秋山卓也営業チーム責任者は話す。
他にも、「高精度近距離測距カメラ」を搭載した小型部品のバラ積みピッキングシステムも展示した。
ブリヂストンの社内ベンチャーであるブリヂストンソフトロボティクスベンチャーズは、ゴム人工筋肉を使ったロボットハンド「TETOTE(テトテ)」を展示。今年2月に発売した重量物や薄物向けの「テトテ ストロングモデル-6」を含むフルラインアップを出品した。製品単体の展示の他、ワークのピッキングやジグ(補助具)交換をするデモンストレーションも展示し、多くの来場者でにぎわった。
「大阪の展示会への出展は今回が初めて。わが社の製品を初めて見る人からの反響の大きさを感じた」と音山哲一ブリヂストンソフトロボティクスベンチャーズ最高経営責任者(CEO)は語る。
AIを活用したソフトを開発するフツパーは、外観検査システム「メキキバイト」を使用したペットボトルの高速検査のデモを展示した。メキキバイトはAIを活用して合格品と不合格品を高精度で識別できる。会場では円形に配置され、高速で周回するペットボトルの外観を3カ所同時に検査するデモを展示。上に取り付けられたカメラはペットボトルのふたの印字を、横のカメラはシュリンク包装に印字されている賞味期限を、下のカメラはシュリンク包装が問題なく取り付けられているかを確認する。
担当者は「外観検査の自動化はニーズが高い。特に24時間稼働している工場では検査工程がボトルネックとなり生産数が増やせない現場もある。検査を高速化することでそういった課題を解決できる」と語った。

