超軽量ロボットは片手で持てる、日本法人設立しショールームも開設/REALMAN ROBOTICS鄭随兵CEOインタビュー
中国の協働ロボットメーカーRealMan Intelligent Technology(リアルマン・インテリジェント・テクノロジー)が日本法人REALMAN ROBOTICS(リアルマンロボティクス、東京都江東区、易峰社長)を設立し、12月から本格的に営業を開始した。リアルマンロボティクス本社にはショールームも併設し、さまざまなタイプの実機を常設展示する。日本法人の開業に合わせて来日した創業者の鄭随兵最高経営責任者(CEO)に、同社の強みや日本市場参入の狙いを聞いた。
AMRなどへの搭載に最適
――御社の製品の特徴は? 一つは「超軽量」ですね。例えば先日発売した2kg可搬・リーチ長355mmで6軸制御の協働ロボット「ECO62-B」の本体質量はわずか3.3kgです。これはかなり小型のロボットですが、より一般的なサイズである5kg可搬・リーチ長610mmの6軸協働ロボット「RM65-B」でも本体質量は7.2kgです。5kg可搬というのは定格負荷で、姿勢などに制限は出ますが最大9kgまで扱えます。協働ロボットは一般的に通常の産業用ロボットより軽く、台車で運べるほどの製品が多いですが、それでも数十kgはあります。一方リアルマンのロボットは、台車どころか片手で持てる程度の重さです。