• イベント
2023.10.19
★お気に入り登録

ロボットの展示も多い工作機械展、21日まで開催!【前編】/メカトロテックジャパン2023

エアも電力も使わずにツールチェンジ/イマオコーポレーション

イマオコーポレーションのツールチェンジャーはエアや電力不要

 ロボットの周辺機器メーカーも出展しており、イマオコーポレーション(3C06)の目玉の一つは今年4月に発売したツールチェンジャー「SMARTSHIFT(スマートシフト) ロボットシステム」だ。  メカ式のロック機構を採用し、ロボットハンドなどの各種エンドエフェクターを交換するのにエアや電力を必要としないのが特徴。ロボットアームの水平移動だけで簡単にエンドエフェクターを交換できる。  ブースでは、ファナックの協働ロボット「CRXシリーズ」を使用して複数のエンドエフェクターを交換するデモを披露している。

「FA&ロボット」にテクノロジーをプラス/ダイドー

ダイドーのブースに展示したMusashi AIの外観検査システム

 MECTには工作機械や周辺機器、関連部品のメーカーだけでなく、商社も出展する。    ファクトリーオートメーション(FA=工場自動化)機器やロボットなどを扱う専門商社のダイドー(3D17)は、全17メーカーとコラボする。「FA&ロボット+テクノロジー」をテーマに、人工知能(AI)などの先端テクノロジーが組み込まれたFAシステムを提案する。  例えば武蔵精密工業グループのMusashi(ムサシ)AIが開発したAI外観検査装置を展示。その他、Mech-Mind(メックマインド)のAIビジョンシステムを使ったデパレタイジングシステムも稼働実演する。  協働ロボットの展示も多く、ナットランナーメーカーの第一電通が構築したねじ締めシステムなどを展示する。「専用装置と違い、協働ロボットを使ったシステムならワークが変わっても汎用的に使えると注目を集めている」と第一電通担当者は話す。  MECT2023の会場では他にも多数のロボット・自動化システムを見ることができる。同展の開催は10月21日土曜日まで。各社が実際に展示している製品の一部や会場内の様子は、同展公式サイト上の「会場速報」から見ることもできる。  詳細情報の確認や来場登録は「MECT2023公式ウェブサイト」から。

(ロボットダイジェスト編集部 MECT取材班)

関連記事:[特集MECT2021]MECTついに開幕 熱い4日間始まる 関連記事:[MECT2019会場速報vol.1]本日開幕!名古屋の工作機械展でロボット提案相次ぐ

★お気に入り登録

BASIC KNOWLEDGE