• イベント
2018.10.15
★お気に入り登録

物流向けロボットに注目!/国際物流総合展2018【前編】

大手ロボメーカーが22年ぶりに出展

ファナックの世界最大級の協働ロボット「CR-35iA」

大手の産業用ロボットメーカー、ファナックは国際物流総合展に22年ぶりに出展した。  協働ロボットとしては最大級の可搬重量35kgを誇る「CR-35iA」を展示。可搬重量が大きくても安全柵が要らない点をアピールした。   また、可搬重量15kgの協働ロボット「CR-15iA」と作業者が同じ空間で作業をするデモにも人だかりができた。  ロボット事業本部ロボット国内セールス本部の富永岳彦副本部長は「久しぶりの出展ながら想定を上回る数の引き合いがあった。来場者のロボットへの興味の高さを感じる」と話す。

柵付きカーゴ台車にも対応

オークラ輸送機のブースでさまざまなサイズの段ボール箱を重ねる6軸ロボット

輸送機器メーカーのオークラ輸送機(兵庫県加古川市、大庫良一社長)は、棚からの荷下ろしから荷台への積載作業までを自動化するシステムを提案した。  棚から荷物をピックアップするシステム「クイックシャトルⅠ」で荷下ろしし、大型の多関節ロボットで荷台に積み上げる。センサーで荷物の大きさを自動検出し、高く積んでも崩れないようバランスを取りながら積む機能を備える。  これまでは4軸ロボットを提案してきたが、今回は6軸ロボット参考出展。複雑な動作ができるため、かご台車でも柵にぶつからずに作業ができる。  大庫大輔専務取締役は「柵の付いたかご台車が使われることは多く、実際の現場で使いやすいものを提案できた」と、手応えを話す。

★お気に入り登録

BASIC KNOWLEDGE