[特集 2023国際ロボット展vol.11] iREXインフォメーション
ロボット業界の「今」を
産業用ロボットは、従来の自動車や電気機器、半導体業界にとどまらず、物流、食品、医療分野への利用が拡大している。人工知能(AI)の導入も進み、ロボットを活用した自動化と生産性向上が加速している。
会場では、協働ロボット、デジタルトランスフォーメーション(DX=デジタル技術による変革)、デジタルツインに関わるロボットやソリューションの展示のほか、「物流システム・ロボットゾーン」では物流現場で活躍するロボット、「部品供給装置ゾーン」ではパーツフィーダーなどの最新技術が披露される。また、「SIerゾーン」にはロボットの導入を助けるシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)が出展、「ロボットシミュレーション&ビジョンシステムゾーン」では仮想現実(VR)/拡張現実(AR)なども含めた要素技術が展示される。
西ホールでは多数の講演、併催企画や同時開催展などが実施される。ロボットメーカーとユーザーが一堂に会するフォーラム、海外のロボット工業会の講演のほか、「スマート農業」、「生成AI」、「機動戦士ガンダム」などユニークなキーワードのステージは必見だ。
会期中は、りんかい線の国際展示場駅と東ホール、西ホールの3カ所を巡回する無料シャトルバスが毎日運行される。
同時開催企画
ロボティクスがもたらす持続可能な社会
会場:西4ホール
「サスティナブル・共存・協働」をコンセプトとした企画エリア。ロボットメーカーによる、さまざまなデモや体験企画を設ける。
展示協力(50音順):川崎重工業、パナソニックホールディングス、ファナック、三菱電機、安川電機
出張!未来館!「新ロボット展示を体験!」
会場:西4ホール
主催:日本科学未来館
日本科学未来館の展示のリニューアルに合わせて、ロボットに関する新常設展示が国際ロボット展に出張する。フォトスポットや参加型企画などを設ける。
つくる☆さわれる 国際ロボット展
日時:12月2日(土)
会場:西4ホール
毎回人気を博している同企画。ロボット操作やプログラミングなど、幅広い来場者が楽しめる体験を用意している。
ロボットアイデア甲子園 全国大会
日時:12月2日(土)
会場:東8ホール
主催:日本ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)
高校生・高等専門学校(高専)生を対象としたロボット活用アイデアコンテストのプレゼンテーションと表彰式を実施する。
※本特集は「月刊生産財マーケティング」とのコラボレーション企画であり、同誌12月号(11月27日発刊)でもこの記事をお読みいただけます。
vol.1 ロボットはインフラに
vol.2 ロボットがより身近に/橋本康彦 運営委員長
vol.3 技術は「使いやすさ」のために/ファナック 稲葉清典 専務
vol.4 今ロボットに何ができるか/安川電機 岡久学 ロボット事業部長
vol.5 ソリューション提案に注力/三菱電機 武原純二 主管技師長
vol.6 協働ロボットでも高速、高精度を/不二越 越野敦 部長
vol.7 トレンドは「ソリューション提案」/ロボットメーカー
vol.8 自慢のパッケージ製品を披露/マシンテンディング
vol.9 周辺機器は使いやすく、安全に/ロボット周辺機器
vol.10 多彩なソリューションを提案/併催ゾーン
vol.11 iREXインフォメーション