協働ロボットでATM向けソフトウエアの動作試験を自動化/ABB
スイスに本社を置く大手ロボットメーカーABBは7月30日、双腕型協働ロボット「YuMi(ユーミィ)」の用途に、現金自動預払機(ATM)用ソフトウエアの動作試験が加わったと発表した。このシステムはスイスのソフトメーカーであるアブレンティクスが導入したもので、数百時間に及ぶ動作試験を自動化し、開発の効率を大幅に改善した。ATMは通常、防犯対策のため半年ごとにソフトを更新する。その度に、各種規格への適合を確認するための反復テストが必要で、手作業による試験では人為的ミスが生じる恐れもあった。