2026.01.23
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蔵前工科高校で遠隔溶接ロボットの体験授業/高丸工業

 遠隔操作ロボットを体験できる特別授業が、12月18日に東京都立蔵前工科高等学校で実施された。機械科ロボティクスコースの生徒が対象で、午前中は2年生34人が、午後は3年生25人が参加した。システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の高丸工業(兵庫県西宮市、高丸正社長)の高丸泰幸専務が講師を務め、同社が開発した遠隔溶接ロボットシステム「ウェルデモート」を用いて授業をした。

体験した生徒はすぐに操作のコツをつかんでいた

 ウェルデモートはパソコンから遠隔地の溶接ロボットに対し、動作設定などの指示を送れる。授業では、西宮市にある同社の製造工場のロボットを教室から操作できるようにし、生徒一人一人が実際にロボットの動作経路を設定して溶接の指示を送った。

 参加した生徒は溶接もロボットのティーチングも経験があるため、溶接の仕上がりのきれいさや動作設定の簡単さに驚きの声を上げながら操作した。
 「ロボットの位置合わせはどのようにしていますか」や「停止時の復旧はどうしますか」など、生徒からは鋭い質問も上がった。

高丸工業の高丸泰幸専務の話に、熱心に耳を傾ける生徒たち

 授業の最後には、高丸専務が「ウェルデモートは多様な働き方の実現につながる技術。SIerが目指すべきは、10年後、20年後の社会で当たり前になっている技術に、今挑戦すること。色々なチャンスに向かってぜひ若い発想で挑戦してほしい」と生徒たちへメッセージを送った。
 授業の終了後、同校ロボティクスコースの増田泰治教諭は「参加した生徒は誰もが前のめりになって授業に臨んでいた。生徒たちにとって非常に良い経験になった」と話した。

(水野敦志:ロボットダイジェスト編集部

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