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2024.05.20

溶接ロボットの新潮流/2024国際ウエルディングショー(1/3)

溶接に関する展示会「2024国際ウエルディングショー」が4月22日~25日までの4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれた。新型コロナウイルス禍による開催中止を挟んだため、大阪会場での開催は8年ぶり。会期4日間で計10万307人が来場した。今回のテーマは「人・文化・技術をつなぐ溶接・接合,切断の新潮流」。前回展でもロボットを使った自動化の提案が目立ったが、今回展では協働ロボットを使った自動化システムや、簡易なティーチングシステムなど、自動化システムの導入障壁を低減する提案が数多く見られた。

新製品お披露目の場に

パナソニックコネクトは新型ロボットコントローラー「WGH4コントローラー」を披露した

 同展は溶接業界では国内最大の展示会であり、会場で新製品をお披露目する企業も多かった。

 パナソニックコネクトは会期前日に発表したロボットコントローラー「WGH4コントローラー」を展示した。同社の溶接ロボット「TAWERS(タワーズ)」向けの次世代コントローラー「G4シリーズ」のラインアップに加わる。
 
 コントローラーに搭載する溶接電源のインバーターを刷新し、同社独自の溶接制御技術を組み合わせることで高出力化を実現した。溶接速度が従来機比約15%向上し、タクトタイムの短縮に貢献する。「出力が高まったことで、厚板でも深く溶け込む溶接ができるようになった」と熱加工システム部業界マーケティング部プロセスエンジニアリング課の佐藤公哉課長はいう。

アマダは溶接ロボットシステム「FLW-1500MT+CR」を初公開した

 アマダは溶接ロボットシステム「FLW」シリーズのエントリーモデルとなる新製品「FLW-1500MT+CR」などを出展。同製品はハンディー溶接機に協働ロボットを組み合わせたもので、これまでのシリーズよりも小さなスペースでも設置が可能になる。ロボットを手で動かして動作を教示するダイレクトティーチングができ、これまでロボットを扱ったことのない人でも直感的なティーチングが可能だ。

 「当社は今年4月に溶接機器を開発、製造する子会社のアマダウエルドテックと合併したので、溶接向けの提案をより拡充していきたい」と広報担当者は話す。

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