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2021.07.26

ねじ締めユニットがUR認証機器に/日東精工、ユニバーサルロボット

左からUR山根剛代表、日東精工の荒賀誠常務、桐村和也執行役員

 ねじやねじ締め機などを製造する日東精工と、協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は7月16日、日東精工のねじ締めユニット「PD400URシリーズ」がUR製ロボットの公認周辺機器「UR+(プラス)」の認証を取得したと発表した。

国内メーカーのねじ締めユニットで初のUR+製品

 ハードウエアだけでなくソフトウエアもUR製ロボットに対応。システム構築が容易でURのティーチングペンダント(操作盤)からねじ締めユニットも操作できる。ねじ締めユニットで国内メーカーがUR+の認証を取得するのは今回が初めて。
 「最初の仮締めと最後の本締めで回転数やトルク(回す力の大きさ)を変えるなど、細かな制御で高精度なねじ締めができる」と日東精工産機事業部副事業部長の桐村和也執行役員は言う。

ウェブ会見で製品の特徴を語る日東精工の桐村和也執行役員(上)とUR山根剛代表

 UR日本支社の山根代表は「中小企業の現場など、手締めや電動ドライバーで人がねじ締めをしている現場はまだまだ多い。自動化へのハードルが下がることを期待する」と述べた。

 両社は7月26日~8月6日にURが開くオンライン展示会「ザ・コボット・エキスポ・ジャパン2021サマー」にも同製品を出展。動画やウェブセミナーで特徴を紹介する予定だ。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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