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2020.12.16

ロボットで空港業務を自動化、実証実験を開始/ANA・豊田自動織機

 全日本空輸(ANA)と豊田自動織機は共同で、空港の地上業務自動化の実証実験を九州佐賀国際空港で行う。産業用ロボットや無人搬送技術を使い、スーツケースなどのコンテナへの積み付けから、同コンテナの搬送までの工程を自動化する。期間は12月14日から12月18日まで。

 荷物の積み付けでは、スーツケースのサイズ情報を読み取り、積み付け位置を演算。高効率かつ荷崩れの少ないよう、ロボットが荷物を積み付ける。作業時間は1個当たり25秒。
 荷物や貨物を収容したコンテナをけん引するトラクターも、従来は人が乗車していたが、実証実験では人が乗車せず自動走行する。最大走行速度は時速15km。

 実証実験を通し、技術面と運用面の課題を洗い出すとともに、前後工程との連携や業務の効率化に向けた検証を実施する。両社は今後、ANAグループが掲げる「Simple&Smart(シンプル&スマート)」な空港業務の実現に向け、連携をさらに強化する方針だ。

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