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2026.01.15
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[特別企画 密着!高校生ロボットSIリーグvol.8(最終回)]それでも逃げずに戦い抜く/愛知総合工科高校

「確実性」「効率性」「安全性」を重視

愛知総合工科高校のプレゼンテーション審査の様子
全体的に良い雰囲気で進行した

 高校生ロボットSIリーグの競技部門の配点は「競技実演審査」と「プレゼンテーション審査」の2つに分かれる。午前にプレゼンテーション審査、午後に5分間の競技実演審査が2度行われる。両審査を踏まえた総合得点で最も高かった高校が最優秀賞の座に輝く。

 愛知総合工科高校のプレゼンテーション審査は13日の午後11時26分~32分の6分間。分刻みのスケジュールで、ほぼ定刻通りに審査が開始された。

 登壇したのは白井覚基さん、田中優奈さん、中村隼斗さんの3人。「確実性」「効率性」「安全性」を重視したコンセプトや、ペットボトルと金属ボトルの自動分別の必要性、導入時の予算や目標販売台数などを分かりやすく審査員や一般来場者に伝えていた。
 3人は緊張こそしていたが、記者は「資料や声のトーンは良いし、自分ならああいう場面でうまく話せないからむしろすごいな」と率直に感じた。

1点でも多く

1回目の競技実演審査の様子。緊張の一瞬
開始2分後に停止してしまう

 ただ、問題なのは競技実演審査だ。ある意味“突貫工事”で作り上げたシステムがどこまで機能するのか、とても心配だった。
 その不安は不幸にも的中し、1回目の競技実演では開始2分後にロボットが停止するなどトラブルに見舞われた。結果的に6点しか獲得できず、他校に大きく後れを取った。

2回目の競技実演審査。緊張した面持ちでロボットシステムを見つめるチームメンバー
ロボットが稼働し、2本のペットボトルを同時につかむ様子
ロボットペットボトルをつかむたびに歓声が上がった

 そして2回目。1回目の反省を踏まえて調整をし直したところ、今度はロボットがちゃんと稼働した。
 愛知総合工科高校のチームメンバーも皆、心のどこかでは最優秀賞は受賞できないと割り切ったのだろう。「それならば1点でも多く取ろう」との思いで、ロボットが2本のペットボトルをつかむたびに歓声を上げ、会場を大いに盛り上げた。

 2回目の競技実演では32点を獲得し、合計38点となった。競技部門に参加した全12校のうち、競技実演の点数としては9番目の順位についた。

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