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特集・トピックス

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9億円を調達、海外でソフトウエアの販売体制を構築/リンクウィズ

産業用ロボットシステムのソフトウエアを開発、販売するリンクウィズ(浜松市東区、吹野豪社長)は6月17日、第三者割当増資により総額9億円を調達したと発表した。パナソニックの他、精密測定機器メーカーのミツトヨや、官民が出資する投資ファンドINCJなど合計6社が引受先となった。リンクウィズは調達した資金で、中国や米国、欧州の各拠点にデモ機器や人員を配置し販売網を構築する。また、ソフト開発を担う人材の獲得や、同社製品を扱うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の育成などを進める考えだ。

「中小企業にぴったり」のローディングシステムに注目/ブラザー工業

ブラザー工業は6月4日、小型工作機械を製造する愛知県刈谷市の刈谷工場内のショールームで「新製品発表会」を開催した。特に注目を集めたのは自社の工作機械専用のローディングシステム「BV7-870」だった。動作がシンプルで使いやすく、低コストで導入できる点を特徴に持つ。まさに「中小企業にぴったりの製品」(柳克也産業機器営業部長)だ。

名刺サイズの真空発生器を発売/シュマルツ

ドイツの真空機器メーカー、シュマルツ(日本法人=横浜市都筑区、アーネ・ゲッテゲンス社長)は6月、小型の真空発生器「SCPMb/SCPMc/SCPMi」を発売した。電子・半導体機器の小型部品を搬送するための真空ロボットハンド向けに開発。最小の製品は名刺サイズで、65gと小型ながら高い吸引力がある。ロボットの先端付近に直接付けられるため、配線やホースを省け、ロボットの動作の制限が少ない。長いホースを経由しない分、従来よりも早く真空を生み出せ、生産性向上に貢献する。

産ロボを導入、生産効率が4割向上/アシックス

アシックスは6月12日、自社の100%子会社である山陰アシックス工業(鳥取県境港市、能勢忠敏社長)に産業用ロボットを導入し、日常生活向けの靴の生産を自動化したと発表した。導入したのは安川電機のロボットで、足の甲を覆う素材と靴底を貼り合わせる工程の一部を自動化した。接着剤の塗布や、接着をより強固にするプラズマ処理をロボットが担う。

満を持して登場!三菱電機が協働専用ロボ、2019iREX出展後に発売も【後編】/三菱電機 武原純二ロボット製造部長

三菱電機が満を持して、「人との協働専用ロボット」を発売する。現在開発中の人協働専用ロボットでは、人が触れるのを前提にロボット本体をデザインし、指や手が挟まれないよう工夫した。アームに取り付けたボタンを押しながら手で直接アームを動かして動作を覚えさせられるなど、協働ロボとしての完成度をより高めた。LEDライトの色で、ロボットが「動作中」なのか「待機中」なのかも判別できる。今年12月に東京で開催される「2019国際ロボット展(iREX)」に出展し、2019年度後半に発売する予定だ。前回に続き、三菱電機でロボットを製造する名古屋製作所で武原純二ロボット製造部長に話を聞いた。

人工筋肉のロボットハンドを実用化へ、ベンチャーに出資/豊田合成

豊田合成は6月10日、カフェ向けの産業用ロボットシステムなどを展開するQBIT Robotics(キュービット・ロボティクス、東京都千代田区、中野浩也社長)に出資したと発表した。出資額は1億2000万円で、出資後の出資比率は7.6%。同社は触覚を持つロボットハンドを開発中で、キュービットのロボットシステムと組み合わせることで、開発を加速させる狙いだ。

満を持して登場!三菱電機が協働専用ロボ、2019iREX出展後に発売も【前編】/三菱電機 武原純二ロボット製造部長

ロボットメーカー各社から協働ロボットが発売されるなか、満を持して三菱電機も「人と協働できる専用ロボット」を発売する。現在販売している産業用ロボットでも、安全のためのセンサーやユニットをつなげれば、人との協働作業が可能なロボットとして安全柵なしで使用できた。開発を進める協働専用ロボットでは、ロボット本体に人が触れるのを前提に、指や手を挟まないようデザインを工夫した他、「ペンダント」と呼ぶ専用の操作盤を使わず、手で直接アームを動かして動作を覚えさせるなど、協働ロボとしての完成度を高めた。LEDライトの色で、ロボットが「動作中」なのか「待機中」なのかを判別できるなど分かりやすさも重視した。今年12月に東京で開催される「2019国際ロボット展(iREX)」に出展し、満を持して発売する予定だ。武原純二ロボット製造部長に話を聞いた。

ロボットSIer養成講座の受講者を募集/さがみはらロボット導入支援センター

さがみはら産業創造センター(相模原市緑区、橋元雅敏社長)が運営する「さがみはらロボット導入支援センター」は6月10日、「第3期ロボットSIer養成講座」の受講生の募集を開始した。システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の若手技術者や、ロボットを導入する企業の技術者、自動機・専用機メーカーの開発者などが対象。設計やプロジェクトマネジメントの講座のほか、顧客との疑似的な折衝を体験する実習なども行う。

オムロンの協働ロボットの取り扱いを開始/オリックス・レンテック

ロボットや測定機などのレンタル会社オリックス・レンテック(東京都品川区、小原真一社長)は6月11日、オムロンの協働ロボット「TMシリーズ」の取り扱いを開始した。手首部分にビジョンセンサーを標準搭載するロボットで、可搬質量やアームの長さが異なる4機種をラインアップ。可搬質量4kg、アーム長900mmの「TM5-900」を「6カ月お試しレンタルパック」で借りた場合の最低料金は月額14万1000円。

建設現場向けの搬送ロボの実証実験を開始/THKなど

THKは6月4日、建設業大手の東急建設と共同で、建設現場で資材などを搬送するロボットを開発していると発表した。この搬送ロボットは、THKが独自に開発した移動制御システム「SIGNAS(シグナス)」を搭載。建設現場に置かれたパイロンなどをカメラで認識し、旋回や停止の目印にしながら、プログラミングなしに自動で経路を設定して走行する。経路の変更はパイロンを移動させるだけなので、頻繁にレイアウトが変わる建設現場でも使いやすい。

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