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2026.05.28
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[ショールーム探訪vol.43]「総合SIer」としての強みを体現/明和eテック「デモ展示場」

システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の明和eテック(愛知県豊田市、河原博社長)は本社の1階にロボットシステムのショールーム「デモ展示場」を設置する。自社開発の自律走行型搬送ロボット(AMR)や協働ロボットシステム、ソフトウエアなど幅広いソリューションを展示し、無人搬送車(AGV)を使ったテストも実施できる。自動化システムをワンストップで提案する「総合SIer」として、その強みをショールームで体現した。

(平川一理:ロボットダイジェスト編集部

製造現場を熟知

豊田市西部に位置する明和eテックの本社外観

 明和eテックのショールーム「デモ展示場」は愛知県豊田市の本社1階にある。名古屋市と豊田市を結ぶ主要幹線である国道153号沿い、豊田市街の西側に位置する。

 名鉄線の豊田市駅からはタクシーで約10分の距離だ。

 来場は事前予約制で、営業担当者が1組ずつ時間制で案内する。同社の取引先にはトヨタ自動車やホンダ、デンソー、豊田自動織機、アイシンといった自動車関連のメーカーが名を連ね、デモ展示場にも自動車産業の関係者が多く訪れる。

ロビーには3事業の概要を解説したパネルを設置

 搬送システムや検査装置などの自動機をはじめロボットシステムを手掛ける「ロボット・機械装置事業」、電気配線や制御関係を担う「電機・ファクトリーオートメーション(FA)制御事業」、ソフトウエアや生産履歴追跡システム、設備の稼働状況可視化システムなどを開発する「製造デジタルトランスフォーメーション(DX)事業」――という3つの柱で事業を展開する明和eテック。

 入谷友規執行役員は「わが社は3つの事業を持つ“総合SIer”として、自動化システムをワンストップで提供できるのが強み。長年の経験から自動車業界の製造現場を熟知しており、顧客の要望に合わせてシステムを提案できる」と話す。

 本社ロビーに設置したパネル展示では各事業の内容を解説する。長きにわたり自動車業界の製造現場に自動化システムを納入してきた知見を生かし、柔軟なシステム設計から配線、据え付けまで一貫して対応できる強みをパネルで表現した。

自社開発のAMRに触れられる

デモ展示場にはミラボの最新モデルの他、歴代ミラボの一部も展示

 ショールームに入ってすぐのスペースには自社開発のAMR「me-Rabo(ミラボ)」の最新モデルを展示している。

 ミラボは全方向に移動する車輪「メカナムホイール」を搭載しており、安全性能を高めた第4世代を今年発売した。ブースにはしま鋼板やグレーチングなど実際の製造現場を想定した走路を作り、ミラボがスムーズに稼働する様子を見学できる。

テストスペースでは製造現場のこたつを実際に搬送するデモも実施できる

 AGVのテストスペースも備え、顧客の要望に応じて事前にデモをセットアップする。アルミフレーム製のこたつ(パレットや搬送物を乗せる台)を顧客が持ち込んだり、希望の形状のこたつで搬送したりと導入先をイメージして検証できる。

 また、協働ロボットを使ってコネクターを挿入する嵌合(かんごう)システムを展示する他、製造DX事業のソリューションを紹介する一画も設ける。

  FP室の松井勇志主査は「デモ展示場はロボットシステムやその動きを制御するソフト、システムとソフトをつなげるネットワークの構築まで、3事業の取り組みを体感できる場になっている」と話す。

デモ展示場ではトレーサビリティー(履歴情報管理)システムやモノのインターネット(IoT)システムも紹介
協働ロボットを使った篏合システムも展示する
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