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2020.10.09

ティーチングレスのパレタイズシステムを発表/JRC

 コンベヤーなどの搬送装置メーカーでロボットシステムの開発も手掛けるJRC(大阪市西区、浜口稔社長)は10月7日、ロボットに動作を覚えさせるティーチングが不要で簡単に導入できる「ロボットパレタイズシステム」を発表した。同日から大阪市住之江区のインテックス大阪で開催されている「第23回関西機械要素技術展」で実機を披露し、11月1日に販売を開始する。

 パレタイズとは、荷役台(パレット)に段ボール箱を積み付ける作業のこと。ロボットパレタイズシステムは、段ボールのサイズを入力し、積み付けパターンを選択するだけでパレタイズができる。パレットはロボットの横の位置決め器具に沿って設置する。狭い場所でも設置できるよう安全柵不要の協働ロボットを採用し、ロボットハンドや段ボールを認識するビジョンセンサー、安全装置など一連の設備をパッケージ化した。

 標準的なシステムで1400万円、昇降式の台座などを加えたシステムで1800万円、ロボットや台座、ハンドなどを高荷重タイプにしたシステムで2000万円から。現場に合わせて一から開発するよりもコストを抑えられる。

 同社は2017年に新事業としてシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)事業を立ち上げ、「ALFIS(アルフィス)」というブランドでロボットシステムや自動化装置を開発している。それら一つ一つを要素技術として組み合わせ、さまざまな自動化システムを開発する。ロボットパレタイズシステムもその一環で、低価格を武器に主に中小企業向けに販売する考えだ。

(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)

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