[iREX2025リポートvol.11]マテハンシステムは市場の要求が明確に【後編】
マテリアルハンドリング(マテハン)機器に対する市場の要求は具体性を増しており、「2025国際ロボット展(iREX2025)」ではそれを反映した最新技術の数々が並んだ。vol.10では搬送ロボットを紹介したが、vol.11では同じくマテハン機器の代表例である自動倉庫やコンベヤーシステムを取り上げる。また最後には今回展で大きな注目を浴びた、自動車メーカー2社の出展内容にも迫る。
正統進化やユニークな試作機
自動倉庫やコンベヤーシステムもまた、搬送ロボットと並ぶマテハン機器の代表例といえる。商品の搬送速度や保管効率の高さがこれらのシステムの魅力に直結する。会場ではそうした処理能力を高めたシステムに加えて、ユニークな特徴を持った参考出展製品にも注目が集まった。
三機工業が参考出展した「棚レス自動倉庫」は、その名の通り棚を使わずにコンテナを管理する。専用のコンテナを所定のスペースの床にじか置きし、その入出庫を搬送ロボットが担う。搬送ロボットはコンテナの段積み、段バラシができる構造となっており、縦に積まれたコンテナの中段から取り出すこともできる。例えば上から3段目のコンテナを取り出したい場合は、まずその上2段分までを持ち上げ、そのまま目的のコンテナを抜き取り、上2段分のコンテナを戻す。
企画開発1課の飯田芳弘主任は「固定棚不要のため導入コストを抑えらえれ、かつレイアウト変更がしやすい。棚レス自動倉庫ならスモールスタートが可能」と話す。
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