2025.10.30
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産ロボ受注額、受注台数ともに5四半期連続で増加/日本ロボット工業会

 日本ロボット工業会(JARA、会長・橋本康彦川崎重工業社長兼最高経営責任者)は10月23日、2025年第3四半期(7月~9月期)の会員ベースの産業用ロボットの受注額や生産額を発表した。

 受注額は2219億円で前年同期比25.9%増、受注台数は4万9213台で同20.0%増といずれも5四半期連続で前年同期比増となった。電子部品実装機が引き続き強い伸びを示した他、垂直多関節ロボットが受注額と受注台数ともに堅調に推移した。
 生産額は同20.7%増の2073億円と4四半期連続で前年同期比で増加し、生産台数も同14.8%増の4万7525台と3四半期連続で前年同期比増加だった。

 総出荷額は同19.8%増の2168億円で、総出荷台数は同10.5%増の4万7842台だった。総出荷額と総出荷台数ともに3四半期連続で前年同期比で増加を見せた。出荷実績では国内向けで依然として勢いがなく、主要業種と主要用途でいずれも減少した。

 輸出額は同33.8%増の1750億円、輸出台数は同23.9%増の4万98台とそれぞれ3四半期連続で前年同期比増だった。電子部品実装用が中国やベトナムを中心にアジア地域で大きく増加したのに加え、半導体用も好調さが継続した。北米向けはマテリアルハンドリング用を中心に力強い回復が継続。欧州向けは国や用途で強弱はあるものの、トータルとしては9四半期ぶりの増加となった。

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