第1四半期の生産額、下落率が過去10年で最大に/日本ロボット工業会
日本ロボット工業会(JARA、会長・山口賢治ファナック社長兼最高経営責任者)は4月25日、2024年1―3月期の会員ベースの産業用ロボットの受注額や生産額を発表した。
受注額は前年同期比24.0%減の1582億円と6四半期連続で前年同期を下回った。生産額も同25.0%減の1626億円と4四半期連続で減少した。受注額と生産額ともに大幅な減少に歯止めがかからず、生産額は四半期としては過去10年間で最も大きな下落率となった。
総出荷額は同21.5%減の1732億円で、総出荷台数は同31.7%減の4万535台。総出荷額は4四半期連続、総出荷台数は5四半期連続で前年同期を下回った。国内では自動車向けが微減にとどまったが、半導体産業の低迷の影響で電気機械向けが大幅に落ち込んだ。
輸出額は同27.3%減の1202億円で、輸出台数は同36.5%減の2万9772台だった。中国向けが勢いを欠いた他、溶接用途の輸出も全体で大きく減少した。
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