生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

2023.05.01

連載

[ショールーム探訪vol.14]協働ロボットを体験してもらう場/IDECファクトリーソリューションズ

ロボットダイジェストの記者が、読者に代わってショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。14回目は、協働ロボットに特化したシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のIDECファクトリーソリューションズ(愛知県一宮市、武仲清貴社長)が昨年4月に移転拡張した「協調安全ロボットテクニカルセンター」を紹介する。「協働ロボットを体験してもらう場」との位置付けで、ショールームにはさまざまなメーカーの協働ロボットが展示されている。

昨年4月に移転拡張

協調安全ロボットテクニカルセンターの外観のイメージ(提供)

 IDECファクトリーソリューションズの協調安全ロボットテクニカルセンターは、「名岐バイパス」として知られる国道22号線上の「東島町」交差点から脇道に入ってすぐの場所にある。交差点付近まで行けば本社ビルの「IDEC」のロゴが目に入るため、迷うことはなさそうだ。
 名古屋方面から車で向かう場合、名古屋高速16号一宮線の終着点である「一宮東出口」を下り、そのまま名岐バイパスを岐阜方面に10分ほど移動すればたどり着く。

 協調安全ロボットテクニカルセンターは同社本社の1階にある。昨年4月に現在の場所に本社を新設したのに合わせ、もともと一宮市内で別の場所にあったセンターもそこに移転拡張した。武仲社長は「センターの位置付けは『協働ロボットを体験してもらう場』。幅広いメーカーの協働ロボットを展示し、情報を発信している」と話す。
 現在は予約制。午前中に1社、午後に1社~2社の見学に対応できる体制だという。

まるでプチ展示会

 協調安全ロボットテクニカルセンターの外観やエントランスは、「築1年」というだけあって非常にきれいな印象を受けた。
 284㎡の展示エリアに足を踏み入れると、バリエーション豊かな協働ロボットシステムがまず目に付く。ファナックや安川電機、デンマークのユニバーサルロボット(UR)、ドイツのKUKA、中国のJAKAロボティクスの協働ロボットが一堂に集まる様子は、まるで「協働ロボットのプチ展示会」に来たような感覚だ。三菱電機の協働ロボットではない垂直多関節ロボットもあったが、ショールームを案内してくれた技術担当者の坂井奎亮さんによると「ロボット安全オプションが搭載されており、協働ロボットと同じように人と同じ空間で作業ができる」という。

 また、デンマークのモバイル・インダストリアル・ロボット(MiR)の自律走行型搬送ロボット(AMR)も3台、広々とした展示エリアを走行している。IDECファクトリーソリューションズが代理店として取り扱う周辺機器やソフトウエアも展示されており、室内を一周するだけで協働ロボットやAMRに関わる多くの知識が得られるだろう。

 協働ロボットを人と同じ空間で使うには、適切なリスクアセスメント(リスクの分析と対処)が欠かせない。協調安全ロボットテクニカルセンターでは協働ロボットやAMRの性能を見学できるだけではなく、こうした安全方策について学習できるのも大きな特徴だ。鈴木正敏取締役は「昨年4月から『セーフティ推進部』を発足し、安全方策に関するコンサルティングを強化している」と語る。

  • ショールームで稼働する多彩な協働ロボットシステム

  • 代理店として取り扱う周辺機器も展示している

TOP