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2023.01.31

1500通り以上から目的に合うカメラを/i-PRO

 産業用カメラなどを手掛けるi-PRO(アイプロ、東京都港区、尾崎祥平社長)は1月20日、モジュールカメラ「moduca(モジュカ)」を国内発売した。ユーザーの目的や用途に合わせて、カメラを構成するモジュール(機能に必要な要素をまとめた複合部品)の組み合わせを変え、自在に仕様を決められる。その組み合わせは1500通り以上に及ぶ。

 モジュカはモジュールを在庫しておき、注文を受けてから組み立てる「注文生産方式(BTO)」で販売する。
 同製品を構成するのは、レンズなどを内蔵して撮像する光学モジュールと、映像や画像を処理する情報処理基盤(SoC)モジュール、映像を外部出力するインターフェースモジュールの3つ。3つのモジュールはそれぞれ、解像度や処理性能、出力方式などの仕様違いを多数そろえる。その中からユーザーの目的に合わせて組み合わせられる。

 在庫部品を組み合わせるため、それぞれのユーザーの目的に適合した仕様の製品を、少量受注でも短納期で安価に提供できる。
 一般に産業用カメラを特注すると数百万円以上となる。ところがモジュカでは、最安で5~6万円台から希望するスペックのカメラを注文できる。1台から発注でき、10台までなら発注後3日で出荷される。

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