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2021.10.23

[特集MECT2021 vol.8]自動化のポイントは各社各様

「特集MECT2021」のvol.4~vol.7では、「メカトロテックジャパン(MECT)2021」で見つけたロボット関連の製品を数多く紹介してきたが、まだまだ会場内にはロボットを使った自動化システムがたくさん展示されている。それらを展示する各メーカーは「ロボットや自動化システムへの注目度は高い」と口をそろえる。「vol.8」でも引き続き、会場で話題を呼んだロボット関連の展示を多数紹介していく。

ティーチレスで少量多品種に対応

ティーチレスを実現する滝澤鉄工所のロボットシステム

 滝澤鉄工所(3B15)は、ロボットシステム「TR-10W」を展示する。
 ティーチングレスシステム「TR-AIDX(ティーアールエイド)」を搭載しており、加工対象物(ワーク)の径や高さ、個数などの情報を入力するだけで初心者でも操作できる。また、2次元カメラにより機械とTR-10Wとの位置補正が可能で、再ティーチングが不要なため、ロボット台車の設置から起動にかかる時間を軽減できる。ロボットはファナックの「CRX-10iA/L」を採用。
 小川智弘国内営業部長は「ティーチングをする必要がないので、少量多品種に対応できる」と話す。

ロボットシステムを出すことで…

ロボットシステムを搭載した高松機械工業のCNC旋盤「XT-6」

 高松機械工業(3C03)は、ロボットシステムを搭載した6インチチャックのCNC旋盤「XT-6」を出展した。システムはロボットとワークストッカーで構成されており、ロボットはワークの脱着作業の自動化を担う。
 高松宗一郎社長は「単にワークの脱着作業を自動化するだけならローダーを使った方が効率的だが、あえてロボットシステムを出すことで、来場者から『ロボットでこんなことができないか』との相談を受けるきっかけにしたい」と狙いを話す。

ロボット・台車・バイスをパッケージに

愛知産業が展示した、ワークをバイスごと自動交換するシステム

 愛知産業(3C16)は、目玉の一つとしてドイツ・ラングのワーク自動交換システム「ロボトレックス」を展示した。
 産業用ロボットと専用台車、マシニングセンタ用バイス(ワーク固定器具)、バイスの脱着を容易にする機器「クイックポイントプレート」をセットにしたシステムだ。ワークをセットしたバイスを事前に多数準備し、バイスごとワークを交換する。
 「ロボットのシステムインテグレーターでもあるわが社ならではの提案で、既存のマシニングセンタに後付けもできる」と先進機械課の末次巧磨主任は言う。

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