ユニークな自動倉庫や柔軟に使える搬送ロボット【その1】/国際物流総合展
2月19日~21日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「国際物流総合展2020」が開かれた。225社・団体が出展し、各社が自動倉庫やソーター(仕分け機)などの物流機器を展示した。ユニークな方式の自動倉庫などが大きな注目を集めた。
イレギュラー開催となる2020年展
収容力の高い倉庫システムやロボットピッキング提案
また、コンテナから必要な商品を取り出すピッキング作業用に、ビジョンセンサー付きのロボットピッキングシステム「Right Pick(ライトピック)2」を紹介した。人工知能(AI)技術の一種である機械学習機能により、さまざまな物のつかみ方を覚えた「学習済み」の状態で出荷。初めて扱う商品でも適切に把持できる。 AI機能により、障害物を避けながら自律的に目的地までカゴ車をけん引できる無人搬送車(AGV)「ORV(オカムラ・ロボット・ビークル)」も提案した。 「ライトピック2は2月に国内販売を開始したばかりの製品で、これで倉庫からの出し入れに加え、そこから先のピッキング、搬送まで全て自動化できる。組み合わせて使ってもらえれば」と町田憲治次長兼課長は言う。