2024.06.27
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[直前特集RTJ2024 vol.6]自動化領域の拡大へ/システムインテグレーター、商社

リニア搬送の可能性を訴求

B&Rのアコポストラックを採用した「リニア搬送包装システム」

 フジキカイ(愛知県北名古屋市 、生田涌希社長、D-17)は、オーストリアのB&R製のリニア搬送システム「ACOPOStrak(アコポストラック)」を採用した革新的な包装ライン「リニア搬送包装システム」でRTJ2024に臨む。  アコポストラックは磁気浮上した多数のシャトルがループ上を走行する仕組みで、個々のシャトルの加減速やシャトル同士の間隔などを自在に制御できるのが特徴だ。会場ではその柔軟性を生かし、パウチ袋とカートンという異なる2種類の包装資材を同一のシャトルで把持しながら、それぞれの包装作業を1つのループ内で実施するデモを披露する。  フジキカイは自動包装機メーカーとして知られるが、自動包装システムの開発を通じてリニア搬送に関する技術力やエンジニアリング力を培った。宮田敏弘取締役営業本部長は「メーカーではなくSIerの立場から、同業も含めた幅広い業界にリニア搬送の可能性を訴求したい。新規市場の開拓に向けたチャレンジの一環で、RTJ2024の出展に踏み切った」と語る。

(ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史、水野敦志)

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