搬送の自動化提案がより多彩に/第11回ものづくりワールド名古屋
難しいワークや作業にも対応
自動制御機器や空圧機器などを販売するタツタ(大阪市西区、碓井克久社長)は韓国のグリッパーメーカー、VMECA(Vメカ)の製品を組み込んだ複数の自動化システムを紹介した。
「VMECA VALOCK SYSTEM(バロックシステム)」は対象物(ワーク)の形状に合わせて吸着の角度や高さを自動で位置決めする。従来、複雑形状の薄板ワークを搬送する際には揺れや位置ずれが生じやすく、専用ジグ(補助具)の設計や複数の吸着ハンドが必要だった。バロックシステムは一つでさまざまな形状のワークに対応し、専用ジグが不要でコストの削減にもつながる。
また、バロックシステムは特許を取得した独自システム「真空カートリッジポンプ」を内蔵。圧縮エアをノズルに高速で流すことで、気圧差で強力な吸着力を生み出せる。自動車のバンパーやドア、板金部品、ガラスといった幅広い板状ワークの搬送に強みを発揮する。
イレイズグループ(愛知県豊田市、江原祥太社長)は金属や樹脂の加工から機械設計、電気設計、ロボットのシステムインテグレーションまで自社で一貫して手掛ける。ロボット事業では国内外で10社以上のメーカーに対応実績があるのが強みだ。
今回は1軸の動力のみで全ての機構が連動して動く「からくり」や、協働ロボットシステムを幅広く展示し自動化提案の対応力の高さを表現した。
中国の産業用ロボットメーカー、ROKAE(ロッケー)の協働ロボットを使ったシステムは3Dカメラやトルクセンサーを搭載する。デモでは人間の手作業のように繊細に歯車のはめ合いができる様子をアピールした。

