2023.08.16
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ランニングコストを削減できるロボットアーム/オリムベクスタ

自動化の選択肢を広げる

周辺機器と組み合わせて設計した、良否判定のデモシステム

 同製品は駆動部のモーターもユーザー自身で交換できる。一般的な産業用ロボットは専用のモーターを使うが、同製品はオリエンタルモーターの標準品「αSTEP(アルファステップ) AZシリーズ」を採用する。そのためメンテナンスで必要な時もすぐに手に入り、ダウンタイムを最小限に抑えられる。  このモーターを搭載したロボットは、ロボットコントローラー「MRC01」で簡単に制御できる。また、MRC01とモーター用ドライバーをパッケージ化した小型ロボット用コントローラーユニット「MRCUシリーズ」も発売した。配線はケーブルを差し込むだけで良く、すぐにロボットを立ち上げられる。  DC(直流)24Vの電源につなげば駆動する点もメリットだ。工場と同等の電源を用意できない実験室や電圧の異なる海外の生産現場など、使用する場所を選ばない。また自律走行型搬送ロボット(AMR)とも組み合わせられ、さまざまなケースで運用できる。  ロボットアームを中心に、周辺機器と組み合わせて現場の自動化を提案できるのが同社の強み。エンドエフェクターやコンベヤー、タッチパネルなども扱っており、展示会ではこれらを組み合わせたデモシステムを披露する。  釼持課長は「ビジョンセンサーにも注力している。ユーザーからの相談も多く、自動化や省人化には特に欠かせない要素。ロボットと組み合わせ、幅広い自動化を提案したい」と話す。

(ロボットダイジェスト編集部 水野敦志)

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