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2022.08.17

鉄鋼曲面を走行する新型ロボット機構を開発/住友重機械工業

 住友重機械工業は8月8日、鉄鋼曲面を吸着走行する新型ロボット機構を開発したと発表した。

 船舶やプラント設備などの大型鉄鋼構造物の製造・保守では、磁力によって構造物表面に吸着して走行するロボットが使用される。
 従来は平面上なら走行できても、曲面上を走行することが難しかった。そこで、磁石を内蔵した中空の球状車輪を新たに考案。球状車輪内部の磁石の角度が、曲面に沿って変化することで、曲面でも吸着走行ができる。現在は、点検や切断、アーク溶接などの用途でこのロボットの活用を進めている。

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