[ショールーム探訪vol.34]製品の良さを見て触れて体感できる/オークラ輸送機「オークラ本社工場ショールーム」
コンベヤー以外も知ってもらいたい
オークラ本社工場ショールームは2021年7月に設立した。設立当時は新型コロナウイルス禍の真っただ中だった。そのため、その3カ月後に開設したオークラミュージアムとあわせて、当初は顧客向けでなく地域住民との交流や採用活動時の会社紹介で案内するにとどめていた。オークラミュージアムはオークラ輸送機の製品や技術の歴史に加えて、加古川市の観光情報なども紹介する施設だ。 コロナ禍が落ち着いてから顧客向けにも技術提案の場として活用するようになり、現在は全国各地から顧客が訪れる。 「ショールームでさまざまな最新技術を提案し、当社はコンベヤーだけの企業ではないことを知ってもらいたい」とR&D統括部長の藤本淳一執行役員。「今後は来場者が当社の製品をより体感できるコーナーを増やしたい」と意気込む。
(ロボットダイジェスト編集部 斉藤拓哉)
【取材記者より】 オークラ本社工場ショールームの良さは、何といっても製品の使い勝手を試せること。顧客にとり、物流現場に導入した際の作業速度がイメージしやすくなるなど検討材料を多く得られるだろう。記者が内覧会で同行した顧客も興味深く製品に触れていたのが印象的だった。 施設概要 名称:オークラ本社工場ショールーム 所在地:兵庫県加古川市野口町古大内900 見学予約についてはオークラ本社工場ショールームのホームページから