[気鋭のロボット研究者vol.32]球状の歯車が無制限に回転【前編】/山形大学 多田隈理一郎 教授
多田隈理一郎教授は、全方向に駆動する「球状歯車」の研究で注目を集める。当初は樹脂製だったが、より耐久性を高めるために工作機械の5軸マシニングセンタ(MC)でアルミ合金製の球状歯車を作った。球状歯車をロボットの関節や搬送装置に搭載することで、従来に比べ素早く柔軟な動作を実現できるようになる。
生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン
NEW ARTICLE
多田隈理一郎教授は、全方向に駆動する「球状歯車」の研究で注目を集める。当初は樹脂製だったが、より耐久性を高めるために工作機械の5軸マシニングセンタ(MC)でアルミ合金製の球状歯車を作った。球状歯車をロボットの関節や搬送装置に搭載することで、従来に比べ素早く柔軟な動作を実現できるようになる。
昨年12月から順次公開してきた国際ロボット展(iREX)の展示リポートも今回で最後となる。これまでもさまざまな製品やサービス、ソリューションを紹介してきたが、注目すべき展示はまだまだ多い。vol.26では、会場で見つけた見逃せない展示を次々に紹介する。
ロボットは成長産業であり、日々新たなアプリケーション(活用方法)が登場している。広がるニーズに応えるため、工夫を凝らした独自構造の製品で差別化を図る企業も多い。vol.25では、独自構造で異彩を放つロボットやアクセサリー(付属品)などを紹介する。
愛知県小牧市内の企業の支援を担う「こまき新産業振興センター」は1月24日、「デモで知る協働ロボット~導入傾向とその効果~」と題した少人数制のセミナーを同市の小牧中部公民館で開催した。
各種ロボットや自動化システムは、減速機やモーター、ベアリングなどの機械要素部品で構成される。それら要素部品のメーカーも、2023国際ロボット展(iREX2023)には数多く出展した。製品の性能やラインアップを訴求するだけでなく、新たなアプリケーション(活用方法)を提案する企業も多かった。
日本物流システム機器協会(JIMH、会長・下代博ダイフク社長)は1月24日、都内で「新年賀詞交歓会」を開いた。会員企業や関係者など約190名が参加した。
ヒト型ロボットは大きな注目を集めている分野の一つだ。産業用ロボットとして提案するメーカーは多岐にわたるアプリケーションを披露し、実用性の高さをアピールする。一方、ヒト型ロボットを研究用途に提案する企業もあり、価格競争力の高さなどを武器に攻勢をかける。vol.23ではヒト型ロボットの各社の展示を紹介する。
ロボットシステムやFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)システムに欠かせない重要な要素の一つが空圧機器だ。各メーカーは国際ロボット展の会場で最新の空圧機器を展示した。それだけでなく、今回展では空圧と他の技術を最適に組み合わせたベストミックスの提案も目立った。
ビジョンセンサーを搭載したロボットシステムが近年増えている。ロボットシステムの自律性や運用の柔軟性を高めるには欠かせない機器だ。ビジョンセンサーや産業用カメラのメーカーも国際ロボット展(iREX)に数多く出展し、それぞれが進化した製品やアプリケーション(活用方法)を披露した。
椿本チエインとKDDIは1月16日、物流倉庫向けの自動化ソリューションを提供する合弁会社「Nexa Ware(ネクサウェア、東京都港区、北村隆之社長)」を設立した。出資比率は椿本チエインが51%、KDDIが49%。4月1日から事業を開始する予定だ。