生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

新着記事

NEW ARTICLE

現場でどう使う? 展示会で見た協働ロボットの多彩な提案

日本のあらゆる産業でロボットを活用した自動化のニーズが高まっている。中でも最近は、人と一緒に作業できる協働ロボットが注目されている。協働ロボットは人と同じ空間で作業できるだけに、使いやすさや安全性の高さなどが大きな特徴に挙げられるが、実際の生産現場ではどう使えばいいのか。ここでは、2019年9月18日~20日の3日間にわたり名古屋市内で開催された展示会から、出展メーカーの協働ロボットの多彩な提案事例を紹介する。

ロボットで鋼板を成形、金型が不要に/日産自動車

日産自動車は9月2日、金型を使わずロボットでボディーパネルなどの鋼板を成形する技術を開発し、実用化したと発表した。今後、補修部品の製造への活用を検討するという。今回実用化したのは「対向式ダイレス成形」と呼ばれる技術だ。2台のロボットを、鋼板を挟んで向かい合わせに設置。棒状の工具を取り付け、連携させながら両側から押すことで鋼板を徐々に変形させる。金型なしで複雑な形状に成形できるため、金型の製作にかかる費用や時間を削減でき、多品種少量生産に向く。

[特別企画 新ロボット展 in 2020年愛知vol.4]火の国のSIer、愛知で受注を伸ばす/シナジーシステム

来年7月に開催される「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)」への意気込みを聞くこの企画。周辺機器メーカーのコスメック(神戸市西区、白川務社長)に続いて紹介するのは、熊本に本社と工場を置くシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のシナジーシステム(熊本県菊池市、上村善信社長)だ。「複数メーカーのロボットをブースに置いて、比較できるようにしたい」と上村社長は話す。注)新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、「ロボットテクノロジージャパン2020」は開催中止となりました(4月13日修正)

[ロボットが活躍する現場vol.8]自動車産業の変化を見据え、汎用的なラインを構築/テラダイ

産業用ロボットを導入した現場をリポートする連載「ロボットが活躍する現場」。今回は埼玉県入間市にあるテラダイ(寺園智樹社長)を訪ねた。ダイカストと呼ばれる金属の成形加工が得意な同社。2017年、検査工程までを含めた無人化を目指し、自動車部品の生産ラインで新たなロボットシステムを導入した。今のところ、全てが計画通りとはいかないが、「自動車産業の変化に備えて、汎用性の高いシステムを導入した」と将来を見据える。

仮想空間での作業の検証が可能に/ABB

スイスに本社を置く大手ロボットメーカーABBは9月、ピッキングロボット向けのソフトウエア「PickMaster Twin(ピックマスターツイン)」を開発したと発表した。ピックマスターツインはピックマスターの第3世代のソフトで、ピッキング作業の速度を15%向上させた他、物の形や構造、動きなどを仮想空間上にそのまま再現する「デジタルツイン」と呼ばれる技術を搭載する。仮想の生産ラインで作業を事前に確認できるので、ロボットの導入や調整にかかる費用と時間を削減できる。

過去最高を更新、2018年の世界のロボット販売額/国際ロボット連盟

ドイツに本部を置く国際ロボット連盟(IFR、会長・津田純嗣安川電機会長)は9月18日、世界のロボット市場を調査した「World Robotics report(ワールド・ロボティクス・リポート)」の概要を公表した。同調査によると、2018年の世界の産業用ロボット販売額は、過去最高の165億ドル(約1兆7800億円)を達成。出荷台数は42万2000台で、前年比6%の増加となっ

愛知にAGVの展示スペースを開設/明電舎

明電舎は9月26日、愛知県清須市の名古屋事業所に無人搬送車(AGV)の展示スペース「AGVファクトリー」を開設したと発表した。延床面積250㎡の空間に4種類のAGVを展示する。磁気誘導、レーザー誘導、自律誘導の3種類の誘導方式をそろえ、協働ロボットを搭載したタイプや、ユーザー自身が組み立てるキットタイプの製品も展示する。

スマート工場をワンストップで提供/チームクロス FA

最新の自動化技術を導入したスマート工場をワンストップで提供する企業連合Team Cross (チームクロス) FA が8月に発足した。ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)などが幹事企業として参画する。「今後日本は生産技術を輸出すべき。海外では大規模な工業団地の造成が進んでおり、数千億円の売り上げ規模も狙える」と複数の幹事企業の代表を務める天野真也社長は言う。

[注目製品PickUp!vol.18]性能と操作性が高い卓上ロボット【後編】/蛇の目ミシン工業「JR3000シリーズ」

ミシンメーカーの蛇の目ミシン工業は、自社設備として卓上ロボットを開発し、外販につなげた。現在のメイン機種は2014年発売の「JR3000シリーズ」。ミシンメーカーとしてのノウハウを生かし、高い剛性と繰り返し精度、高い操作性を実現した。また、用途によっては立ち上げにエンジニアリング力が必要なため、ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)にも使いやすく、選びやすいものを目指すという。

TOP