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ローカル5Gで遠隔ロボなどの実証実験を開始/川崎重工業ほか

 川崎重工業と、同社グループでITシステムやネットワーク構築を担うベニックソリューション(兵庫県明石市、占部博信社長)、関西電力子会社のオプテージ(大阪市中央区、荒木誠社長)の3社は9月3日、企業が独自に構築できる第5世代移動通信システム(ローカル5G)の実証実験の予備免許を取得した。

[注目製品PickUp!vol.27]熟練工の力加減をロボがまねる【後編】/新東工業「ZYXer」

大手鋳造装置メーカーの新東工業は、新しい事業の柱として昨年2月に産業用ロボット向けひずみゲージ式6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」の製造販売を開始した。従来の製品に比べて小さな力の変化も検知できるため、人の繊細な力加減が求められる作業をロボットに置き換えられる。ジクサーは幅広い産業に使える可能性があるが、現状は幅広くPRするのではなく、産業用ロボット向けの提案に力を入れる。「まずは産ロボ向けにジクサーを定着させ、そこから活躍の範囲を広げていきたい」と田名網克周グループマネージャーは言う。

ロボット関節に組み込む角度検出用リングに小型サイズ追加/NTN

NTNは9月2日、角度検出センサーシステムを構築するための「複列磁気リング」に小型サイズの「32/31極対シリーズ」を追加した。複列磁気リングは、産業用ロボットの関節などに組み込んで、角度を検出するために使う。高い精度は維持したまま、従来の「64/63極対シリーズ」に比べ外径を2分の1に小型化。軽量化も実現した。

[注目製品PickUp!vol.27]熟練工の力加減をロボがまねる【前編】/新東工業「ZYXer」

大手鋳造装置メーカーの新東工業は、産業用ロボットなどに取り付けるひずみゲージ式6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」を開発。今年4月から量産を開始した。従来の製品に比べて計測の精度が高く、より小さい力の変化を検知できる。繊細な力加減を必要とする精密組み立てや、対象物に倣った動作が必要な研磨、バリ取りなどの作業をロボットに任せられる。「力覚センサーにより力加減を覚えさせれば、ロボットで熟練者の作業を再現できる」と新規事業PJ推進力覚センサ事業グループの田名網克周グループマネージャーは強調する。

源流は自動車部品、技術を生かしニーズを形に/近藤製作所

近藤製作所(愛知県蒲郡市、近藤茂充社長)は①自動車部品②FAシステム③ハンド&チャック ロボット周辺機器④スマートファクトリーLabo(ラボ)――の4本柱で事業を展開する。①の自動車部品が源流で、②~④の事業部は自社の自動車部品工場のニーズと、顧客のニーズから派生して設立された。社内で蓄積した技術を生かし、顧客ニーズを形にし続け、業容の拡大につなげた。

より軽く柔らかく、ロボットに樹脂部品を/三井化学 田和努ロボット材料事業開発室長

自動車では、適材適所で最適な素材を組み合わせる「マルチマテリアル化」が進む。金属部品を樹脂などに置き換えることで大幅に軽量化でき、燃費が向上する。「ロボットでも今後、間違いなく樹脂部品が増える」――。そう見越してロボット向け樹脂部品の提案に力を入れるのが三井化学だ。同社がロボットに注力する理由とは、樹脂で何ができるのか。田和努ロボット材料事業開発室長に話を聞いた。

ハンドに画像処理用ソフトも! ロボ関連の製品群拡充【後編】/CKD

「世界のFAトータルサプライヤー」を目指すCKDは、電動アクチュエーター(ロッドの伸縮やテーブルのスライドをする装置)を中心とした直動製品や、ロボットハンドなどのロボット関連の製品群を拡充している。後編では、20年5月に発売した画像処理用のソフトウエア「Facilea(ファシリア)」を紹介する。誰でも簡単に、最短20分で画像処理システムを構築できるのが特徴だ。

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