ロボット用モーターやセンサーなど使い、ものづくり教材を開発/THK
ロボットや産業機械部品などを製造するTHKは3月2日、学校向けの出前授業サービスなどを展開するリバネス(東京都新宿区、高橋修一郎社長)と共同で、体験型教材「THKものづくり探究教材」を開発したと発表した。
中学校の技術科の授業で使用しやすい教材で、2コマ100分の授業に対応する。生徒たちがチームを組み、試行錯誤しながら自動分別ごみ箱を組み立てる。その中で、ロボット用サーボモーターや近接センサー、制御用の小型簡易コンピューターなど本格的な機械部品に触れる体験ができる。トライアルとしてまずは30校にこの教材を無償提供する。トライアルへの応募は4月28日までで、両社が運営するウェブサイト「ものづくり0.(ゼロドット)」から。
今回開発した教材は、THKの創業50周年を記念してリバネスと共に推進する「THK共育プロジェクト」の一環。「次世代のものづくりを担う人材の育成は、多くの製造企業に共感してもらえるテーマ。もし取り組みたい企業があるならぜひ一緒にできれば」とTHKの寺町崇史取締役専務執行役員は言う。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)
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