生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

新着記事

NEW ARTICLE

[ロボットが活躍する現場vol.15]釣り具をつり上げピッキング/ハヤブサ

釣り針や浮き、重りなどと、これらをまとめた「仕掛け」と呼ばれる釣り具のメーカー・ハヤブサ(兵庫県三木市、歯朶〈しだ〉由美社長)がロボット倉庫を導入した最新の物流センターを稼働した。総投資額は23億円で、保管量は倍増、出庫に必要な時間は3分の1に短縮。昼夜二交代制の24時間稼働で対応したピッキング作業が、通常の8時間勤務でこなせるようになったという。ロボットが活躍する現場を早速見てみよう。

[活躍するロボジョvol.10]相手を思いやる/CKD 浅井香澄さん

ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」も10回目を迎えた。今回は、CKDで電動アクチュエーターを設計する浅井香澄さんを紹介する。ロボットアームの先端に搭載する電動アクチュエーター・グリッパー・タイプ(電動グリッパー)「FFLDシリーズ」などの設計補助を担当した。現在は設計の主担当を任され、製品化に向けて奮闘している。製品を完成させるには、社内のさまざまな関係者との連携が欠かせず、「相手の立場に立ち、専門用語をかみ砕いて説明するなど、思いやりを大切にしたい」と話す。

[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.5]注目していた愛知での展示会に即決/中西金属工業

産業用ロボット・自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2022」に出展を決めた企業に、出展の狙いや意気込みを聞く本企画。今回は中西金属工業(大阪市北区、中西竜雄社長)を紹介する。同社は、フォークリフトの台車がベースの無人搬送車(AGV)上にロボットを搭載した「ROBO Square(ロボスクエア)」を今年度中に発売予定。製造業の工場や倉庫向けに提案するため、自動車産業をはじめ製造業の集積する愛知県でPRの機会を模索していた。物流推進室の光川竜右室長は「PRしたいと思っていたタイミングやエリアにうまくはまり、即決した」と話す。

「OmniCoreコントローラ」にコンパクトタイプと多関節ロボ用タイプを追加/ABB

スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは12月15日、ロボット用コントローラー「OmniCore(オムニコア)コントローラ」にコンパクトタイプの「E10」と多関節ロボット用の「V250XT」を追加した。E10は、電子機器を収容する19インチ規格のラックに搭載できるスリムなデザインを採用した。電子機器の小型部品の組み立てなど、省スペース化が求められる狭い場所や高密度の生産ラインに適する。

参考出展のフォークロボに注目集まる/シンテックホズミ

搬送ロボットメーカーのシンテックホズミ(愛知県みよし市、加藤久視社長)は2021年12月7日~10日の4日間、本社ショールームでプライベートショー(PS)を開催した。4日間で約400人が来場した。参考出展のフォークロボ「NFF-600」や、最新のプラットフォームシステムなどに注目が集まった。

世界一のソリューションをどこよりも安く【後編】/日本惣菜協会 荻野武AI・ロボット推進イノベーション担当フェロー

日本惣菜協会が、ロボットシステムの普及推進に乗り出した。総菜業界では自動化の意欲は高いが、まだまだロボットの導入が進んでいない。このミスマッチを解消するため、さまざまな企業を巻き込んで、中小企業でも導入しやすいロボットシステムの開発を目指す。「業界標準を作れば、世界一のソリューションを、どこよりも安く導入できるようになる」と同協会の荻野武AI・ロボット推進イノベーション担当フェローは話す。

世界一のソリューションをどこよりも安く【前編】/日本惣菜協会 荻野武AI・ロボット推進イノベーション担当フェロー

日本惣菜協会が、ロボットシステムの普及推進に乗り出した。総菜業界では自動化の意欲は高いが、まだまだロボット導入が進んでいない。このミスマッチを解消するため、協会主導のもと多数の企業が集まり、中小企業でも導入しやすい総菜工場向けの人工知能(AI)・量子コンピューター・ロボットシステムを共同開発する。「成功の鍵は、One for all, all for one(ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン)の精神で、競合企業同士が協調領域ではしっかりと協力しあうこと」と同協会の荻野武AI・ロボット推進イノベーション担当フェローは語る。

[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.4]新製品PRや顧客、市場開拓にぴったり/ニッタ

産業用ロボット・自動化システムの専門展示会「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2022」に出展を決めた企業に、出展の狙いや意気込みを聞く本企画。今回紹介するのは、ツールチェンジャーやロボットハンドを開発、製造するニッタだ。同社は新たな顧客や市場を開拓するため新製品の開発に力を入れており、具体的なニーズや需要を探る場を求めていた。RTJ2022では既存顧客である自動車関連メーカーへのPRと、新製品の情報発信を両立できると見込み、出展を決めた。 

TOP