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2022.04.20

都市部への導入拡大を目指す/オートストアシステム

DXに関するセミナーで講演する阪井克来マネジャー

 ノルウェーのロボット自動倉庫メーカー、オートストアの日本法人オートストアシステム(東京都中央区、鴨弘司社長)は4月15日、物流のデジタルトランスフォーメーション(DX=デジタル技術による業務変革)に関するセミナー「DX INITIATIVE 2022 ~物流DXが切り開く未来に向けた企業経営~」でゲスト講演した。
 同セミナーは、ITや金融などの情報サイトを運営する団体ビジネス&パブリックアフェアーズと産業界のDXを推進する関西情報センターが主催するもの。

 オートストアシステムの阪井克来マネジャーは「オートストアを軸にした成長戦略・財務戦略 ~自動倉庫テクノロジー導入の費用対効果~」をテーマに講演した。海外の2企業の導入事例を通じて、自動倉庫「オートストア」を導入するメリットなどを解説した。阪井マネジャーは「倉庫のピッキングなどを人力ですると、荷物の量に比例して人件費などのコストがかかる。しかし、オートストアを導入すれば、そのコスト上昇を抑えることができる」と語った。

 同社は講演の他に、ディスカッション「物流DXが切り開く未来に向けた企業経営 ~物流現場視点から~」にも参加。「現在は郊外でオートストアの導入が多い。今後は小さいスペースにも設置できるレイアウトを提案し、都市部での導入を目指す」と阪井マネジャーは展望を語った。

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