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大口径中空タイプの高剛性減速機を発売/ニッセイ

ニッセイは、今年2月に開発を公表した大口径中空タイプの高剛性減速機を、8月2日に発売すると発表した。従来の同社減速機とは異なる差動減速機構(偏心揺動型)を採用しており、高い剛性と許容トルク(対応できる回転力の強さ)を実現する。ロボットの関節部などに利用でき、大きな中空径のため、配線や配管などを通しやすい。

トータルソリューションを「当たり前」に【前編】/デンソーウェーブ相良隆義社長

産業用ロボット、自動認識機器、制御機器メーカーのデンソーウェーブ(愛知県阿久比町)の社長に相良隆義氏が就任した。相良氏はロボットユーザーとしての経験を生かし、「ユーザー目線での製品開発を強化し、顧客の生産性向上をトータルで支援したい」と意気込む。ロボット事業では人工知能(AI)や3次元(D)ビジョンシステムの分野を強化し、自動化できていない領域の自動化に貢献する考えだ。また、今後は事業部間の連携も推進し、ロボットや自動認識機器など社内のリソースを組み合わせたトータルソリューションの開発にも注力する。

SmartWingに水平多関節ロボを4機種追加/FUJI

電子部品実装ロボットや小型多関節ロボット「Smart Wing(スマートウィング)」などを製造、販売するFUJIは7月28日、Smart Wingのラインアップに水平多関節ロボット「SW-RXS」を追加したと発表した。追加したのは、可搬質量が3~6㎏、ロボットアームのリンク長が400~700mmの4機種。組み立てや搬送、配膳などの幅広い用途を見込む

最新デジタル工場が南相馬に/ロボコム・アンド・エフエイコム

ロボコム・アンド・エフエイコム(東京都港区、天野真也社長)は、福島県南相馬市に最新鋭のデジタル工場を開所した。ドイツ・シーメンスの日本法人(東京都品川区、堀田邦彦社長兼最高経営責任者)と協力し、仮想空間の設備と実空間の設備が連動するデジタルツイン環境を実現した。デジタル技術を活用して24時間無人加工を実現する「DXロボット加工ライン」も構築。「参考になる点があればどんどん真似(まね)してほしい」と天野社長は語る。

受注と生産で過去最高額。出荷は海外向けが8割超/日本ロボット工業会

日本ロボット工業会(JARA、会長・小笠原浩安川電機社長)は7月26日、2021年4-6月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や出荷額を発表した。受注額は前年同期比56.5%増の2502億円で、4四半期連続で増加した。四半期としては21年1-3月期に記録したばかりの過去最高額を再び更新した。

[気鋭のロボット研究者vol.19]独自の制御方法を応用【後編】/豊橋技術科学大学 佐藤海二教授

豊橋技術科学大学の佐藤海二教授は「誰でも簡単に使い続けられるロボットの開発」をテーマに、ロボットの研究に取り組む。それに当たり、ロボットを複数台自作し、その制御には「NCTF制御」を応用する。NCTF制御とは佐藤教授が20年以上前に考案した独自の制御方法で、専門知識がなくても高性能な制御系を設計できるのが特徴だ。

ハンバーガーショップ専用の調理ロボットを共同開発/subLime、コネクテッドロボティクス

テイクアウト専門のハンバーガーショップ「BEX BURGER(ベックスバーガー)」を運営するsubLime(サブライム、東京都新宿区、奈良正徳社長)は、調理ロボットベンチャー企業のコネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也最高経営責任者)と、「ハンバーガーショップ専用の調理ロボット」に関わる共同開発の契約を6月30日に締結したと発表した。

ロボットアイデア甲子園、28日から地方大会始まる

FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)が主催する「ロボットアイデア甲子園2021」の地方大会が、7月28日から全国各地で順次開催される。これは、ユニークで新しい産業用ロボットの使い方を考案してもらうコンテストで、高校生や高等専門学校生などを対象とする。まずは全国各地のロボット展示施設で見学会を開き、後日ロボットの活用案を発表してもらう。

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