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2026.09.16
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[注目製品PickUp! vol.99]高い走破性で屋外搬送を自動化/ソミックトランスフォーメーション「SUPPOT」

ソミックトランスフォーメーション(浜松市中央区、石川彰吾代表)は、作業支援ロボット「SUPPOT(サポット)」を開発、製造、販売する。自動運転、自動追従、遠隔操縦の3つの走行モードを搭載しており、最大の特徴である高い走破性で環境整備が十分でない屋外搬送にも対応する。同社はそれぞれの現場のニーズに柔軟に対応するためオプションやカスタマイズ機能の拡充を進めており、現在は約50社がSUPPOTを導入する。

松本美緒:ロボットダイジェスト編集部)

屋外でも安定して走行

 最近は資材や部品の搬送を自動化する自律走行型搬送ロボット(AMR)に注目が集まっているが、その多くは工場内などの屋内搬送がメインだ。これに対し、ソミックトランスフォーメーションが開発したSUPPOTは走破性の高さに強みを持ち、建屋間などの屋外搬送も得意とする。

 SUPPOTは4輪駆動と4輪操舵(そうだ)の両方を採用し、4度までのスロープや約5cmの段差も乗り越えられる。さらに、左右の車輪が1本の車軸でつながるリジットアクスル式サスペンションも取り入れ、1つのタイヤが乗り上げても4輪全てがしっかりと地面を捉える。「工場の外はでこぼこした場所が多く、一般的なAMRでは走行が難しい。だが、SUPPOTはリジットアクスル式サスペンションを備えているため走破性が高く、こうした路面でも安定して走行できる」とSUPPOT BizDev(事業開発、ビジネスデベロップメント)室の新村康二室長は語る。

高い走破性が最大の強み(提供)

 SUPPOTは自動運転、自動追従、遠隔操縦の3つの走行モードを備える。自動運転モードでは、SUPPOTがあらかじめ設定したルートを走行するため定期搬送の自動化に向く。

 自動追従モードはボタン一つで作業者を認識し、その後ろを追従する機能だ。作業者が手押し台車などで搬送する場合は両手がふさがるが、自動追従モードを適用すればSUPPOTが荷物を運んでいる間に作業者は空いた両手で別の作業ができる。

 遠隔操縦モードでは専用の無線リモコンで機体を操作でき、狭い通路や複雑なレイアウトの現場でも搬送しやすい。

 

「スペースが狭いため、AMRや無人搬送車(AGV)を導入できずに人力での搬送に頼る現場も少なくない。SUPPOTは、そうした現場でも扱えるようコンパクトな機体とした」とSUPPOT BizDev室の井島剛志事業戦略責任者は述べる。

 操作性の高さと導入しやすい価格帯の両立にもこだわったという。マップと走行ルートを数時間ほどで設定し、試験走行をすれば、最短翌日からSUPPOTの運用を開始できる。また、SUPPOTにはあえて最新機能を搭載せず、必要最低限の機能に絞ることでコストを削減した。機体を誘導するためのガイドテープを貼る必要がなく、そのためのメンテナンス費用を削減できるのも強みだ。

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