フィジカルAIに脚光! 来場者数は過去最多を更新【その2】/ロボットテクノロジージャパン2026
実機配置に合わせて経路を最適化
今回展では多くの企業がAI関連のソリューションを展示した。AIを展示のメインテーマに据えた企業もあるが、それ以外のブースでもAI関連のシステムが多数展示された。
デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)のブースでは、デンソーグループの各工場で実施したさまざまな自動化事例を紹介する「デンソー工場のロボット実例ゾーン」が大きな注目を集めた。同ゾーンではグループ内で使用実績があるAI技術として、「最短経路の自動生成」を参考展示した。
これは協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」の動作経路を自動生成するもので、シミュレーション上の配置に合わせた最適なロボットの動作をAIが即座に導き出す。人がティーリング(教示)した経路と比べてサイクルタイムを43%短縮できたという(同社調べ)。複数パターンのサイクルタイムを短時間で比較できるため、設備の立ち上げ時の検証に役立つ。
双腕協働ロボットとNVIDIAを組み合わせる
ドイツのAgile Robots(アジャイルロボッツ)は、ロボットが周辺を認識し自律的に動作する「フィジカルAI」を出展テーマに据えた。6軸制御の「Thor(ソー)シリーズ」や7軸制御の「Diana(ダイアナ)7」の他、同社グループ企業のFranka Robotics(フランカロボティクス)のロボットも展示した。
研究開発用途で使われるフランカロボティクスの双腕構造の協働ロボット「FR3 Duo(デュオ)」と、米国NVIDIA(エヌビディア)のヒューマノイド(ヒト型)ロボット向けの汎用基盤モデル「GR00T N1.6」の組み合わせは、特に大きな注目を集めた。
人からの指示とカメラで取得する視覚情報を統合して自律的に作業ができるシステムで、「ライオンのぬいぐるみを黄色い箱に入れて」などと指示するだけで、その作業を実行できる。
「来場者のフィジカルAIへの関心は高く、非常に大きな反響をいただいた」とフランカロボティクスとNVIDIAの両方の代理店であるリョーサン菱洋の萩山公晴シニアマネージャーは言う。
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